歯愛メディカル(3540)IPOのBB(ブックビルディング)が、明日(12月1日)から始まっています。歯愛メディカルIPOは、初めてTOKYO PRO Market(プロ投資家向けマーケット)から鞍替えしての新規上場となるので、やや判断が難しいですね。
また、歯愛メディカルIPOは4社同時上場というだけでなく、その中で規模も一番大きいため、需給面にかなり不安があります。
歯愛メディカル(東証ジャスダックIPO)IPOの基本情報
銘柄名 | 歯愛メディカル |
コード | 3540 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 フィリップ証券 SBI証券 カブドットコム証券 |
上場日 | 12月18日 |
仮条件決定日 | 11月30日(3,210円~3,300円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月1日から12月7日まで |
公開価格決定日 | 12月8日(3,300円に決定) |
申込期間 | 12月11日から12月14日まで |
公募 | 0株 |
売出し | 1,000,000株 |
OA | 100,000株 |
吸収金額 | 35.3億円 |
想定価格 | 3,210円 |
初値価格 | 4,030円 |
歯愛メディカルIPOの事業内容
歯愛メディカルは、歯科医院向け通販カタログ「Ciメディカル」、歯科技工所向け通販カタログ「DENTAL LABO」、介護&福祉施設向け通販カタログ「FreshCare」など、様々なカタログによる通信販売事業を展開しています。
歯愛メディカルは、低価格で高品質のオリジナル商品によって、歯科医院向けはもちろん、医療機関向け通販としても売上高No.1となり、現在では、全国歯科医院の約90%にあたる約7万軒の歯科医院と取引しています。
また、歯愛メディカルはその他事業として、CAD/CAM歯科技工物製作事業やデンタルマガジン出版事業、太陽光発電による電力事業、歯科医院や歯科技工所等を対象としたホームページ作成代行事業なども行っています。
歯愛メディカルIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
歯愛メディカルIPOの業績は、概ね堅調に推移していて、特に問題なさそうです。
歯愛メディカルのIPO評価
歯愛メディカルは、IPOラッシュ期間中の4社同時上場で、想定価格ベースで吸収金額が35.3億円と規模も大きいため、資金分散の影響をモロに受けそうです。
また、歯愛メディカルは公募株ゼロの売出株のみで、やや値がさ(想定価格3,210円)という点からも、手を出しづらい印象です。
よって、歯愛メディカルのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。歯愛メディカルIPOは、業績こそ好調ですが人気の事業とは言えず、需給面も懸念材料が満載なので、初値が公開価格を割れる可能性もありそうです。
歯愛メディカルIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
歯愛メディカルIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。歯愛メディカルIPOは、やや規模が大きいので当選確率もやや高まりますが、当選欲しさに手を出すのは危険だと思います。
ただし、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込む予定です。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB不参加 |
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大和証券 | BB不参加 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB不参加 |
フィリップ証券 | 口座なし |
SBI証券 | BB参加 |
カブドットコム証券 | BB不参加 |
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