イボキン(5699)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の7月17日からスタートします。イボキンは、8月最初のIPOで規模も大きくないため、需給面で注目されそうです。
ただ、同時上場するシステムサポートIPOの方が人気化しそうなので、やや割を食うかもしれませんね。
イボキン(東証ジャスダックIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | イボキン |
コード | 5699 |
主幹事証券 | 東海東京証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 SMBC日興証券 エース証券 岩井コスモ証券 |
上場日 | 8月2日 |
仮条件決定日 | 7月12日(1,760円~1,930円に決定) |
ブックビルディング期間 | 7月17日から7月23日まで |
公開価格決定日 | 7月24日(1,930円に決定) |
申込期間 | 7月25日から7月30日まで |
公募 | 484,000株 |
売出し | 140,000株 |
OA | 93,600株 |
吸収金額 | 12.6億円 |
時価総額 | 28.5億円 |
想定価格 | 1,760円→公開価格:1,930円 |
初値価格 | 2,310円 |
イボキンIPOの事業内容
イボキンは、「明るく積極堅実経営」を経営理念として掲げ、解体事業、環境事業、金属事業の持つの事業を中心に、資源循環型社会形成のための総合リサイクル事業を展開しています。
解体事業では、建築構造物やプラント・機械設備の解体・撤去工事を直接請け負っています。また、イボキンは「特定建設業」の許認可を有しているので、下請け会社に対する発注金が4千万円以上の大型解体案件も、直接受注することが出来ます。
環境事業では、産業廃棄物収集運搬及び中間処理並びに再生資源販売を中心に事業を展開しています。イボキンは、使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律に基づく再資源化事業者の認定を受けているので、様々な家庭用電気・電子機器類のリサイクルも行っています。
金属事業では、鉄・非鉄などの金属類のみ集荷して加工し、製鉄原料などの金属系再生資源として、主に製鉄メーカーなどに出荷・販売しています。また、使用済み自動車を解体し、再生資源として出荷すると共に自動車部品の販売も行っています。
イボキンIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
イボキンIPOの業績は、概ね堅調に推移していて、特に問題なさそうです。
イボキンのIPO評価
イボキンは、それほど規模(吸収金額12.6億円)が大きくなく、ESG(環境・社会・ガバナンス)というテーマ性もあるため、それなりの人気を集めると思います。
ただ、リサイクル事業はIPO向きと言えず、同時上場するシステムサポートIPOの方が人気を集めそうなので、初値が跳ねる可能性は低いと思います。
よって、イボキンのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。イボキンIPOは、公開価格をやや上回ったところで初値形成すると予想しています。
イボキンIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
イボキンIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加するつもりです。主幹事の東海東京証券だけでなく、落選してもIPOチャレンジポイントが貰えるSBI証券にも申し込むつもりです。
東海東京証券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
SMBC日興証券 | BB検討中 |
エース証券 | 口座なし |
岩井コスモ証券 | BB検討中 |
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