カチタス(8919)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の11月27日からスタートします。カチタスIPOは、超大型なSGホールディングスIPOに次いで規模(吸収金額377.6億円)が大きく、再上場という点でも警戒されそうです。

また、カチタスIPOのBB(ブックビルディング)期間は、SGホールディングスIPOを含む4銘柄と完全に重なっているため、資金分散の影響も気になりますね。

カチタス

カチタス(東証1部IPO)IPOの基本情報

銘柄名カチタス
コード8819
主幹事証券大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
みずほ証券
幹事証券(委託含む)SMBC日興証券
岩井コスモ証券
エース証券
SBI証券
岡三証券
マネックス証券
水戸証券
岡三オンライン証券
カブドットコム証券
上場日12月12日
仮条件決定日11月26日(1,500円~1,640円に決定)
ブックビルディング期間11月27日から12月1日まで
公開価格決定日12月4日(1,640円に決定)
申込期間12月5日から12月8日まで
公募0株
売出し21,056,300株
(国内:13,128,900株
海外:7,927,400株)
OA1,969,000株
吸収金額377.6億円
想定価格1,640円
初値価格1,665円

カチタスIPOの事業内容

カチタスは、「未来の扉を。「家に価値タス」ことを通じて、地域とお客様に。」という経営理念のもと、空き家となった一戸建てを中心とする中古住宅を自ら調査して仕入れ、リフォームし、さらに販売するまでを一気通貫して行う中古住宅再生事業を展開しています。

カチタスは、累計販売件数4万件以上の販売実績によって蓄積した中古住宅再生のノウハウを基にリフォームを施し、付加価値の高い中古再生住宅を求めやすい価格で販売しています。

また、カチタスはニトリホールディングスと資本・業務提携し、相互の強みを活かしながら充実した住環境を提供する体制を目指しています。

カチタスとニトリの業務提携

カチタスIPOの業績

カチタスの業績

(※画像クリックで拡大)

カチタスIPOの売上はやや伸び悩んでいるようにも見えますが、利益は順調に伸びているようです。

カチタスのIPO評価

カチタスは、規模(吸収金額377.6億円)が大きいだけでなく、公募株ゼロの売出株のみなので、どうしても投資ファンドの出口案件に見えてしまいます。

また、カチタスは株式会社やすらぎの社名で名古屋証券取引所セントレックスに上場(2012年に上場廃止)していたことがあり、社名を変更しての再上場という点も懸念材料です。

ただ、中古住宅再生事業は政府が空き家対策に取り組んでいることから一定の評価を得られると思います。さらに、業務提携しているニトリが大株主という点も安心感につながりそうです。

よって、カチタスのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。カチタスIPOは、規模(吸収金額377.6億円)が大きいだけでなく、小型な一家ダイニングプロジェクトIPOとの同時上場で、翌日にもSGホールディングスIPOを含む4銘柄が同時上場するため、公開価格を目安に初値形成すると予想しています。

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カチタスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

カチタスIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。ただ、抽選に外れればIPOチャレンジポイントが貰えるSBI証券は、ポイント狙いで申し込むつもりです。

カチタスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
大和証券 (主幹事)BB不参加
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 (主幹事)BB不参加
みずほ証券 (主幹事)BB不参加
SMBC日興証券BB不参加
岩井コスモ証券BB不参加
エース証券口座なし
SBI証券BB参加
岡三証券BB不参加
マネックス証券BB不参加
水戸証券口座なし
岡三オンライン証券BB不参加
カブドットコム証券BB不参加

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