アルピコホールディングス(297A)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の12月9日からスタートします。
アルピコホールディングスIPOは長野県全域でスーパーマーケット「デリシア」をチェーン展開しています。
アルピコホールディングスはIPOラッシュ終盤でのMICとの同時上場になるため、買い疲れや資金分散の影響が気掛かりですね。
アルピコホールディングス(東証スタンダードIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | アルピコホールディングス |
コード | 297A(小売業) |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券(委託含む) | 野村證券 八十二証券 長野證券 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 松井証券 |
上場日 | 12月25日 |
仮条件決定日 | 12月5日(173円~191円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月9日から12月13日まで |
公開価格決定日 | 12月16日(191円に決定) |
申込期間 | 12月17日から12月20日まで |
公募 | 11,000,000株 |
売出し | 1,428,500株 |
OA | 1,864,200株 |
吸収金額 | 29.9億円 |
時価総額 | 148.6億円 |
想定価格 | 209円→公開価格:191円 |
初値価格 | 201円 |
アルピコホールディングスIPOの事業内容
アルピコホールディングスは長野県を中心に流通事業、運輸事業、観光事業、不動産事業、その他のサービス事業を行っています。
流通事業では、長野県内で食品スーパー「デリシア」51店舗(フランチャイズ含む)と「業務スーパー・ユーパレット」9店舗の計60店舗を展開しており、長野県内で展開していくドミナント戦略の下、県内トップクラスの店舗網を有しています。
また、多様化する消費動向に対応するため、移動スーパーの「とくし丸」を34台、宅配サービスの「デリシアネットスーパー」を18拠点、セルフ型無人決済店舗を1店舗展開しマルチチャネル化を進めています。
運輸事業では、バス事業、鉄道事業、タクシー事業及び自動車整備事業を行っています。
観光事業では、長野県内でホテル・旅館事業、サービスエリア事業、旅行事業、レジャー場事業を行っています。
不動産事業では、不動産賃貸事業、別荘分譲地管理事業を行っています。
さらに、アルピコホールディングスはその他のサービス事業として、長野県内を中心に保険代理店事業等を行っています。
アルピコホールディングスIPOの事業系統図
IPOによる手取金の使途
- 流通事業の新規出店
- 運輸事業のバス車両等の取得
- 観光事業の宿泊施設改装
アルピコホールディングスIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
アルピコホールディングスIPOの業績は概ね堅調に推移しているようです。
アルピコホールディングスのIPO評価
アルピコホールディングスの規模(吸収金額29.9億円)はやや大きく、IPOラッシュ後半でのMICとの同時上場でもあるため、資金分散や買い疲れの影響を受けそうです。
ただ、上位株主の大半には価格による解除条項なしで180日間のロックアップが掛かっており、手頃な価格になっているのもプラス要素です。
長野県ではそれなりに名の知れた企業のようですが、その分地方色も濃いため、全体的に堅実ながらも地味という印象です。
よって、アルピコホールディングスのIPO評価はDが妥当だと考えています。アルピコホールディングスIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。
アルピコホールディングスIPOの初値予想
アルピコホールディングスIPOの初値予想は、仮条件決定後(12月5日以降)に追記させていただきます。
191円 (想定価格比:-18円)
アルピコホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
アルピコホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)は検討中です。今後の地合いを見ながら参加するかどうか決めるつもりです。
みずほ証券 (主幹事) | BB検討中 |
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野村證券 | BB検討中 |
八十二証券 | 口座なし |
長野證券 | 口座なし |
大和証券 | BB検討中 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB検討中 |
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