オルツ(260A)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週の9月26日から開始されます。

オルツは「P.A.I.」(パーソナル人工知能)の研究開発を行っており、あらゆるビジネスに活用可能なAIソリューションを提供しています。

オルツは前後のIPOと適度に間隔が空いているので、スケジュールに問題はありませんね。

オルツIPOのBBスタンスとIPO評価

オルツ(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名オルツ
コード260A(情報・通信業)
主幹事証券大和証券
幹事証券(委託含む)SBI証券
野村證券
あかつき証券
松井証券
丸三証券
上場日10月11日
仮条件決定日9月25日(510円~540円に決定)
ブックビルディング期間9月26日から10月2日まで
公開価格決定日10月3日(540円に決定)
申込期間10月4日から10月9日まで
公募7,500,000株
(国内:5,813,000株
海外:1,687,000株)
売出し1,500,000株
OA1,350,000株
吸収金額52.8億円
(国内:44.2億円
海外:8.6億円)
時価総額170億円
想定価格510円→公開価格:540円
初値価格初値決定後に追記

オルツIPOの事業内容

オルツは 「P.A.I.」(パーソナル人工知能)の研究開発を行っており、AI Products事業として収益の多くを占めるCommunication Intelligence「AI GIJIROKU(AI議事録)」をはじめ、多くのAIプロダクトの開発・提供を行っています。

オルツのAIプロダクト

メインプロダクトである「AI GIJIROKU(AI議事録)」では、高精度な音声認識と自社が保有する高い日本語精度を誇る大規模言語モデル(LLM)を組み合わせることで、社内外で交わされる商談や会議の全データをテキストデータとして書き起こして保管し、そのデータを基に社内外のコミュニケーションをとることができます。

また、オルツはAI Solutions事業として、AIの活用を検討するクライアントに対して、コンサルティング、PoC、本番開発から協業販売までのプロジェクト遂行の支援も行っています。

さらに、オルツはキーエンスやNVIDIAなど、グローバルに活躍するパートナーとの連携を多数実施しており、生成AI領域における確固たるポジショニングを築いています。

オルツのグローバルパートナー

IPOによる手取金の使途

  1. 新規顧客獲得のためのセールス・マーケティング活動に係る広告宣伝費及び販売促進費
  2. 「P.A.I.」(パーソナル人工知能)実現に向けた研究開発費
  3. 採用費及び人件費
  4. 財務基盤の更なる強化に向けた金融機関からの借入金の返済

オルツIPOの業績

オルツの業績

(※画像クリックで拡大)

オルツIPOの売上は急伸していますが、利益は赤字拡大中なので、判断が難しいですね。

オルツのIPO評価

オルツは規模(52.8億円)が大きくて、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も多いため、需給面に不安があります。

ただ、欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されているので、海外での人気次第で状況も変化しそうです。

また、手の出しやすい価格になっているのもプラス要素です。

さらに、AI関連はIPOで根強い人気があり、パーソナル人工知能にも将来性が感じられるため、事業面で注目されると思います。

しかし、このところのIPOの現況では、赤字が許容されるかは微妙なところです。

よって、オルツのIPO評価はCが妥当だと考えています。オルツIPOは公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。

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オルツIPOの初値予想

オルツIPOの初値予想は、仮条件決定後(9月25日以降)に追記させていただきます。

650円 (想定価格比:+140円)

オルツIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

オルツIPOのBB(ブックビルディング)は今のところ参加するつもりです。主幹事の大和証券だけでなく、平幹事のSBI証券松井証券も参加する予定です。

オルツIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
大和証券 (主幹事)BB参加
SBI証券BB参加
野村證券BB検討中
あかつき証券口座なし
松井証券BB参加
丸三証券口座なし


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