Delta-Fly Pharma(4598)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の9月25日から始まります。Delta-Fly Phamaは赤字のバイオ関連IPOなので、警戒感が先行しているようです。
また、Delta-Fly Phamaはイーソルとの同時上場というだけでなく、IPOの地合いが低調なのも懸念材料です。
Delta-Fly Pharma(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | Delta-Fly Pharma |
コード | 4598 |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券(委託含む) | SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 いちよし証券 エース証券 岩井コスモ証券 藍澤證券 香川証券 カブドットコム証券 |
上場日 | 10月12日 |
仮条件決定日 | 9月20日(4,570円~4,770円に決定) |
ブックビルディング期間 | 9月25日から10月1日まで |
公開価格決定日 | 10月2日(4,770円に決定) |
申込期間 | 10月3日から10月9日まで |
公募 | 700,000株 |
売出し | 0株 |
OA | 105,000株 |
吸収金額 | 37.6億円 |
時価総額 | 201億円 |
想定価格 | 4,670円→公開価格:4,770円 |
初値価格 | 4,385円 |
Delta-Fly Pharma(4598)IPOの事業内容
Delta-Fly Pharmaは、患者にやさしい抗がん剤をモジュール創薬で世界に向けて開発しているバイオベンチャー企業です。
モジュール創薬とは、既存の抗がん活性物質等を「モジュール」(構成単位)として利用し、創意工夫(用法用量・結合様式等)を加えて「アセンブリ」(組み立て)することで、臨床上の有効性と安全性のバランスを向上させた新規抗がん剤を創製することです。
抗がん剤のモジュール創薬は、医薬品になっている抗がん剤の活性物質を利用して組み合わせる方法であるため、基礎の探索研究がほとんど不要で、一般的な抗がん剤よりも研究開発の効率が高く、その期間も短く、臨床試験で失敗する等の開発リスクが低減できることで注目されています。
ちなみに、Delta-Fly Pharmaの開発パイプラインは以下の通りになっています。
(※画像クリックで拡大)
Delta-Fly Pharma(4598)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
Delta-Fly Pharma(4598)IPOの業績は、バイオベンチャー企業だけあって赤字で波も荒らそうですね。
Delta-Fly PharmaのIPO評価
Delta-Fly Pharmaは、IPOで不人気な赤字のバイオベンチャー企業なので、かなり警戒されると思います。
また、Delta-Fly Pharmaはバイオのわりに規模(吸収金額37.6億円)はさほど大きくありませんが、値がさでVC(ベンチャーキャピタル)の保有株も多いため、需給面も厳しそうです。
よって、Delta-Fly PharmaのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。Delta-Fly Pharma(4598)IPOは、地合い次第で公開価格を割れる可能性もあると予想しています。
Delta-Fly Pharma(4598)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
Delta-Fly Pharma(4598)IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。ただし、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込み予定です。
みずほ証券 (主幹事) | BB不参加 |
---|---|
SMBC日興証券 | BB不参加 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB不参加 |
SBI証券 | BB参加 |
いちよし証券 | BB不参加 |
エース証券 | 口座なし |
岩井コスモ証券 | BB不参加 |
藍澤證券 | 口座なし |
香川証券 | 口座なし |
カブドットコム証券 | BB不参加 |
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