エレベーターコミュニケーションズ(353A)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の4月10日からスタートします。
エレベーターコミュニケーションズはエレベーターやエスカレーター等の昇降機を対象として、点検、 監視、保守、部品交換等のメンテナンスやリニューアルサービスを提供しています。
札幌証券取引所アンビシャス市場へのIPO新規上場は、2024年に新規上場した信和ホールディングス(7118)以来ですね。
エレベーターコミュニケーションズ(札証アンビシャスIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | エレベーターコミュニケーションズ |
コード | 353A(サービス業) |
主幹事証券 | 東洋証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 北洋証券 岡三証券 マネックス証券 松井証券 あかつき証券 岡三オンライン |
上場日 | 4月25日 |
仮条件決定日 | 4月9日(1,600円~1,700円に決定) |
ブックビルディング期間 | 4月10日から4月16日まで |
公開価格決定日 | 4月17日(1,700円に決定) |
申込期間 | 4月18日から4月23日まで |
公募 | 50,000株 |
売出し | 54,300株 |
OA | 15,500株 |
吸収金額 | 1.9億円 |
時価総額 | 16億円 |
想定価格 | 1,600円→公開価格:1,700円 |
初値価格 | 2,200円 |
エレベーターコミュニケーションズIPOの事業内容
エレベーターコミュニケーションズは特定のメーカーに限定されることなく、多様な機種のメンテナンスに対応できる独立系の保守会社として、エレベーターやエスカレーター等の昇降機を対象に点検及び監視を行う保守業務を行っています。
また、エレベーターコミュニケーションズは保守業務での点検結果により、改善すべき抜本的な指摘事項が抽出された場合に、部品交換やリニューアル等の保全・リニューアル業務も行っています。
さらに、エレベーターコミュニケーションズは災害時の素早い復旧を支える独自のデジタルシステムとして、2014年4月に基幹システム上の災害時発動機能 「イージスモード」を導入し、2017年7月にWEB復旧要請システム「Qサポ」の提供も開始しています。
IPOによる手取金の使途
- 技術メンテナンス員等の人件費、及び、その採用費として、継続的かつ積極的に投資していく方針
エレベーターコミュニケーションズIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
エレベーターコミュニケーションズIPOの業績は、概ね堅調に推移しているようです。
エレベーターコミュニケーションズのIPO評価
エレベーターコミュニケーションズは小型(吸収金額1.9億円)ですが、流動性の乏しい地方市場(札証アンビシャス)への新規上場なので、それでも需給面に不安があります。
ただ、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株は見当たらず、上位株主に価格による解除条項なしで180日間のロックアップが掛かっているのもプラス要素です。
また、エレベーターやエスカレーター等の昇降機の保守業務は、IPO的に地味と言わざるを得ません。
しかし、昨年の12月に地方市場へ新規上場した日本オーエー研究所と、今年の3月に地方市場へ新規上場したパパネッツがストップ高に張り付く場面があったため、エレベーターコミュニケーションズも注目されるかもしれません。
よって、エレベーターコミュニケーションズのIPO評価はCが妥当だと考えています。エレベーターコミュニケーションズIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。
エレベーターコミュニケーションズIPOの初値予想
エレベーターコミュニケーションズIPOの初値予想は、仮条件決定後(4月9日以降)に追記させていただきます。
1,700円 (想定価格比:+100円)
エレベーターコミュニケーションズIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
エレベーターコミュニケーションズIPOのBB(ブックビルディング)は検討中です。ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込みます。
東洋証券 (主幹事) | 口座なし |
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SBI証券 | BB参加 |
北洋証券 | 口座なし |
岡三証券 | BB検討中 |
マネックス証券 | BB検討中 |
松井証券 | BB検討中 |
あかつき証券 | 口座なし |
岡三オンライン | BB検討中 |
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