フォルシア(304A)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の12月10日から開始されます。

フォルシアは膨大で複雑なデータから必要な情報を的確に探し出す検索テクノロジーを基にしたシステム開発やサービス提供を行っています。

フォルシアはGVA TECHvisumoとの3社同時上場というのが気掛かりですね。

フォルシアIPOのBBスタンスとIPO評価

フォルシア(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名フォルシア
コード304A(情報・通信業)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)マネックス証券
SBI証券
楽天証券
岡三証券
東海東京証券
松井証券
岡三オンライン
上場日12月26日
仮条件決定日12月6日(1,700円~1,750円に決定)
ブックビルディング期間12月10日から12月16日まで
公開価格決定日12月17日(1,750円に決定)
申込期間12月18日から12月23日まで
公募200,000株
売出し13,100株
OA31,900株
吸収金額4.2億円
時価総額20.4億円
想定価格1,700円→公開価格:1,750円
初値価格3,640円

マネックス証券

フォルシアIPOの事業内容

フォルシアはデジタルビジネスプラットフォーム事業として、膨大・複雑なデータから必要な情報を的確に探し出す技術基盤「Spook」を基に顧客の課題解決を行う「ソリューション型サービス」と、顧客課題に向き合う中で得た技術・知見をノウハウとして蓄積し、複数顧客が共通で抱える課題の解決策を自社が提供する共通基盤上で提供する「SaaS型サービス」を展開しています。

フォルシアの事業概要

ソリューション型サービスでは、技術基盤「Spook」を活用し、膨大かつ複雑なデータを高速かつ正確に処理することで、顧客が直面する特有の問題に対する効果的な解決策を提供しています。

SaaS型サービスでは、日本国内の多くの旅行会社に導入されている旅行・観光業界向け商品販売プラットフォーム「webコネクト」を提供しています。

「webコネクト」は、素材登録、検索、予約管理、電子クーポン発行、外部接続ゲートウェイなど、総合的なEコマース機能を備えています。

webコネクト

フォルシアは現在、大手旅行会社10社中8社に対して、「Spook」の検索技術を活用したソリューション型サービスやSaaS型サービス「webコネクト」を提供しています。その実績に基づき、検索機能にとどまらず、基幹システム全体の刷新ニーズに応える形でサービス拡充を進めています。

IPOによる手取金の使途

  1. 当社SaaS型サービスである旅行・観光業界向け商品販売プラットフォーム「webコネクト」の事業規模拡大のために必要となる技術及び営業人材の採用費及び人員増加による人件費
  2. 主にwebコネクトの機能拡充や顧客層の拡大に伴い、AWS(アマゾンウェブサービス)等のクラウドサービスプラットフォームに対して支出するインフラ費用

フォルシアIPOの業績

forciaの業績

(※画像クリックで拡大)

フォルシアIPOの業績は概ね堅調に推移しているようです。

フォルシアのIPO評価

フォルシアはGVA TECHvisumoとの3社同時上場になりますが、その中では一番小型(吸収金額4.2億円)なので、資金分散や買い疲れの影響も小さそうです。

また、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株は見当たらず、上位株主には価格による解除条項なしで180日間のロックアップが掛かっているのも安心材料です。

さらに、フォルシアはIPOで人気のIT関連事業を展開していて、DXSaaSというテーマ性もあるため、事業面で注目されると思います。

よって、フォルシアのIPO評価はBが妥当だと考えています。フォルシアIPOは公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。

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フォルシアIPOの初値予想

フォルシアIPOの初値予想は、仮条件決定後(12月6日以降)に追記させていただきます。

2,700円 (想定価格比:+1,000円)

フォルシアIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

フォルシアIPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加するつもりです。主幹事の野村證券をはじめ、マネックス証券松井証券などの平幹事ももれなく申し込む予定です。

フォルシアIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
マネックス証券BB参加
SBI証券BB参加
楽天証券BB参加
岡三証券BB不参加
東海東京証券BB参加
松井証券BB参加
岡三オンラインBB参加


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