ファンペップ(4881)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌月の12月4日から始まります。ファンペップは、大阪大学大学院発のバイオベンチャーとして関心を集めているようです。
※新規上場の承認が取り消されました!
ただ、ファンペップはINCLUSIVEとスペースマーケットとの3社同時上場なので、需給面が良好とは言えませんね。
ファンペップ(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ファンペップ |
コード | 4881 |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券(委託含む) | SMBC日興証券 SBI証券 いちよし証券 エース証券 藍澤證券 岩井コスモ証券 東洋証券 極東証券 水戸証券 |
上場日 | 12月20日 |
仮条件決定日 | 12月2日 |
ブックビルディング期間 | 12月4日から12月10日まで |
公開価格決定日 | 12月11日 |
申込期間 | 12月12日から12月17日まで |
公募 | 4,505,000株 |
売出し | 0株 |
OA | 675,000株 |
吸収金額 | 16.3億円 |
時価総額 | 50.8億円 |
想定価格 | 315円 |
初値価格 | 上場中止 |
ファンペップIPOの事業内容
ファンペップは、大阪大学大学院医学系研究科の研究成果である機能性ペプチドを医薬品、化粧品および医療機器等として開発することを目的として、2013年10月に設立された創薬系バイオベンチャーです。
ファンペップは、皮膚潰瘍を対象疾患としたSR-0379(機能性ペプチド)、乾癬と強直性脊椎炎を対象疾患としたFRP003(抗体誘導ペプチド)、花粉症を対象疾患としたFRP004(抗体誘導ペプチド)を研究開発しています。
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また、ファンペップは株式会社ファンケルとの間で共同研究開発を行い、自社の機能性ペプチドを含有するシャンプー「マイルドクレンジングシャンプー」と「ボリュームアップシャンプー」を発売しています。
ファンペップIPOの事業系統図
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ファンペップIPOの業績
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ファンペップIPOの業績は、バイオベンチャーらしく連続赤字です。ただ、バイオベンチャーの場合は研究開発が実を結ぶかにかかっているので、仕方ない面もありますね。
ファンペップのIPO評価
ファンペップは、規模(吸収金額16.3億円)が大きいわけではありませんが、INCLUSIVEとスペースマーケットとの3社同時上場なので、それでも需給面に不安があります。
また、ファンペップは業績が連続赤字という点でも警戒されそうですが、手の出しやすい価格なので、リスクは小さそうです。
よって、ファンペップのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。ファンペップIPOは、今のところ公開価格を若干上回ったところで初値形成すると予想しています。
ファンペップIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ファンペップIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加するつもりです。ただ、主幹事のみずほ証券は500株配分なので、それなりの利益を得られる反面、ややリスクも高まりますね。
みずほ証券 (主幹事) | BB参加 |
---|---|
SMBC日興証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
いちよし証券 | BB参加 |
エース証券 | 口座なし |
藍澤證券 | 口座なし |
岩井コスモ証券 | BB参加 |
東洋証券 | ネット口座での取扱いなし |
極東証券 | 口座なし |
水戸証券 | 口座なし |
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