Green Earth Institute(9212)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の12月8日から開始されます。
Green Earth Instituteはバイオマスから化学品を製造するバイオリファイナリー技術の実用化を目指して設立された公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)発のベンチャー企業です。
Green Earth Institute(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | Green Earth Institute |
コード | 9212(サービス業) |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券(委託含む) | 大和証券 SBI証券 SMBC日興証券 ちばぎん証券 マネックス証券 松井証券 |
上場日 | 12月24日 |
仮条件決定日 | 12月6日(1,060円~1,160円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月8日から12月14日 |
公開価格決定日 | 12月15日(1,160円に決定) |
申込期間 | 12月16日から12月21日まで |
公募 | 940,000株 |
売出し | 2,900,200株 (国内:2,247,300株 海外:652,900株) |
OA | 576,000株 |
吸収金額 | 46.8億円 (国内:39.9億円 海外:6.9億円) |
時価総額 | 106.7億円 |
想定価格 | 1,060円→公開価格:1,160円 |
初値価格 | 1,160円 |
Green Earth Institute(9212)IPOの事業内容
Green Earth Instituteは、コリネ型細菌という微生物を活用した高効率な発酵技術(バイオプロセス)をコア技術とする技術開発型ベンチャーです。
Green Earth Instituteは、農作物や植物を由来とするバイオマスの中でも、食料や飼料と競合しない、植物の茎や葉などを原料とするバイオリファイナリーによって、カーボンニュートラルなバイオ燃料、飼料添加物になるようなアミノ酸、石油化学由来ではないグリーン化学品を開発しています。
Green Earth Instituteのビジネスモデルは、特許権等の活用による長期的かつ安定的な収益形態になっています。
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Green Earth Instituteは自らは生産設備を保有せず、研究開発事業とライセンス・製品販売事業の2つのビジネスモデルを軸としています。
Green Earth Instituteの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- 第2研究所建設にあたっての土地の購入及び建物の建設並びに研究開発設備の購入の設備投資資金に充当
- 採用費及び人件費等の運転資金
Green Earth Institute(9212)IPOの業績
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Green Earth Instituteの売上は順調に伸びていますが、利益はまだ赤字なので、今後に期待といったところです。
Green Earth InstituteのIPO評価
Green Earth InstituteはIPOラッシュ終盤での7社同時上場で、規模(吸収金額46.8億円)もやや大きいため、資金分散や買い疲れの影響を受けると思います。
ただ、Green Earth Instituteは欧州およびアジアを中心とする海外市場(米国およびカナダを除く)への販売も予定されているので、海外での人気次第で状況が変わる可能性はあります。
また、Green Earth Instituteは業績が赤字というのも懸念材料ですが、脱炭素やSDGsというテーマ性で一定の評価を得られそうです。
よって、Green Earth InstituteのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。Green Earth Institute(9212)IPOは、今のところ公開価格を目途に初値形成すると予想しています。
Green Earth Institute(9212)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
Green Earth Institute(9212)IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。
ただし、SBI証券だけは抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが貰えるので、必ず申し込むつもりです。
みずほ証券 (主幹事) | BB検討中 |
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大和証券 | BB検討中 |
SBI証券 | BB参加 |
SMBC日興証券 | BB検討中 |
ちばぎん証券 | 口座なし |
マネックス証券 | BB検討中 |
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