グロースエクスパートナーズ(244A)IPOのBB(ブックビルディング)が、最短で翌月の9月6日から始まります。

グロースエクスパートナーズはエンタープライズ企業(大手企業)が持つ本来の力を引き出すためのDX支援を行っています。

グロースエクスパートナーズの上場日は流動的ですが、最短の9月26日に決まると4社同時上場になります。

グロースエクスパートナーズIPOのBBスタンスとIPO評価

グロースエクスパートナーズ(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名グロースエクスパートナーズ
コード244A(情報・通信業)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)大和証券
SBI証券
楽天証券
岡三証券
岡三オンライン
上場日9月26日
仮条件決定日9月4日(1,480円~1,530円に決定)
ブックビルディング期間9月6日から9月12日まで
公開価格決定日9月13日(1,530円に決定)
申込期間9月17日から9月20日まで
公募443,400株
(新株式発行:240,000株
自己株式の処分:203,400株)
売出し295,500株
OA110,800株
吸収金額11.2億円
時価総額42億円
想定価格1,320円→公開価格:1,530円
初値価格初値決定後に追記

SBI証券[旧イー・トレード証券]

グロースエクスパートナーズIPOの事業内容

グロースエクスパートナーズはDX推進支援事業として、エンタープライズ企業(大手企業)を中心とした顧客向けのDX支援コンサルティングやシステム企画・開発・運用サービスを提供しています。

また、グロースエクスパートナーズはDX支援プロダクト・サービス事業として、組織変革・DX人財育成教育サービスや、顧客自らDXソリューションを開発できる自社及び他社のプロダクトを提供することで、顧客の自走型DX組織の実現を支援しています。

さらに、グロースエクスパートナーズはデジタルサービス共創事業として、顧客とともにデジタルサービスを共同開発し、自社顧客の製品・サービスを利用するユーザーのDXや、自社顧客が属する業界全体のDXを支援も行っています。

グロースエクスパートナーズは顧客自ら事業価値を創造し続ける組織(以後、自走型DX組織)へ変革させるDX支援を特徴としています。

グロースエクスパートナーズのDX支援

顧客の自走型DX組織実現支援においては「出島型アプローチ」を特徴としています。「出島型アプローチ」とは、既存の枠組みでは本質的なイノベーションを起こしにくいという課題感のもと、DX推進のために本社から切り離した『出島』組織を作り、外部の専門性を取り込みながら、組織横断的に活動をすることで企業全体にイノベーションをもたらす取り組みを指します。

グロースエクスパートナーズでは、出島型アプローチの具体的な進め方として、組織変革/人財育成研修、合同チームでのアジャイル開発、顧客企業への出向、資本/業務提携、出島型の組織や企業を共同運営する等、顧客の状況に合わせた様々な支援手法を提供しています。

グロースエクスパートナーズの出島型アプローチ

自走型DX組織を実現するIT基盤の獲得を支援するアプローチとしては、既存システムのデータを活用した新規デジタルサービスを迅速に立ち上げる基盤である「データ駆動型プラットフォーム」の構築を特徴としております。また、データ駆動型プラットフォーム上でAIデータ解析を実施し、顧客レガシー資産から新しい事業価値を創造することに取り組んでいます。

グロースエクスパートナーズのデータ駆動型プラットフォーム

主たる顧客であるエンタープライズ顧客数(注3)は継続的に増加し17社(23年8月期実績)となっています。年間取引金額1億円以上の顧客が8社、うち年間取引金額2億円以上の顧客が4社となっております(いずれも23年8月期実績)。

グロースエクスパートナーズの主な取引先

グロースエクスパートナーズの主な取引先

顧客維持率(注4)は92.1%(23年8月期実績)とストック性の高い収益構造となっています。既存顧客の関係性深耕により、年間取引金額2億円以上のロイヤルカスタマーを拡大しています。

グロースエクスパートナーズの KPIハイライト

IPOによる手取金の使途

  1. 運転資金(人員採用費及び人件費並びに地代家賃)
  2. 設備資金(人員増強に伴う増床)

グロースエクスパートナーズIPOの業績

グロースエクスパートナーズの業績

(※画像クリックで拡大)

グロースエクスパートナーズIPOの業績は堅調に推移していて問題なさそうです。

グロースエクスパートナーズのIPO評価

グロースエクスパートナーズは小型(吸収金額11.2億円)で割安感もあり、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も(2万株)しかありません。

また、上位株主には価格による解除条項なしで90日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力もありません。しかし、4社同時上場になった場合は、それでも需給面にやや不安があります。

現在は、DX関連というだけで人気化するという状況ではありませんが、それでも安定した人気があるため、事業面ではそれなりに注目されそうです。

よって、グロースエクスパートナーズのIPO評価はBが妥当だと考えています。グロースエクスパートナーズIPOは公開価格の1.5倍を目途に初値形成すると予想しています。

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グロースエクスパートナーズIPOの初値予想

グロースエクスパートナーズIPOの初値予想は、仮条件決定後(9月4日以降)に追記させていただきます。

2,000円 (想定価格比:+470円)

グロースエクスパートナーズIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

グロースエクスパートナーズIPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加するつもりです。主幹事の野村證券をはじめ、SBI証券楽天証券などの平幹事ももれなく申し込む予定です。

グロースエクスパートナーズIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
大和証券BB参加
SBI証券BB参加
楽天証券BB参加
岡三証券BB不参加
岡三オンラインBB参加


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