IACEトラベルIPOのBBスタンスとIPO評価！旅行関連IPO | IPO初値予想 IPO株ビギナーの投資日誌

IACEトラベル（343A）IPOのBB（ブックビルディング）が、明後日（3月19日）から始まります。

IACEトラベルは企業の出張や業務渡航に係る業務効率化の支援など、BTM（ビジネストラベルマネジメント）サービスを提供しています。

IACEトラベルは4月最初のIPOで、今のところその後のIPOも新規承認されていないため、日程には恵まれていますね。

IACEトラベル（東証スタンダードIPO）のIPO基本情報

銘柄名	IACEトラベル
コード	343A（サービス業）
主幹事証券	東海東京証券
幹事証券（委託含む）	SBI証券松井証券マネックス証券岡三証券岩井コスモ証券東洋証券あかつき証券極東証券丸三証券岡三オンライン
上場日	4月7日
仮条件決定日	3月17日（980円～1,000円に決定）
ブックビルディング期間	3月19日から3月26日まで
公開価格決定日	3月27日（1,000円に決定）
申込期間	3月28日から4月2日まで
公募	960,000株
売出し	214,700株
OA	176,200株
吸収金額	13.9億円
時価総額	49億円
想定価格	1,030円→公開価格：1,000円
初値価格	864円

IACEトラベルは法人顧客を主なターゲットとし、国内外の出張に伴う航空券や宿泊施設の手配、出入国に関する情報提供、査証取得の代行、経費精算の支援、危機管理サービス、出張データの提供など、業務出張に必要な包括的なマネジメントサービス「BTM（ビジネストラベルマネジメント）サービス」を提供しています。

IACEトラベルは業務効率化を実現するクラウド出張手配システム「Smart BTM」を運営しています。

Smart BTMは国内・海外航空券、ホテル、JR、Wi-Fi手配などがオンラインで予約できる他、チャット機能により専任オペレーターに相談することも可能なクラウド出張予約システムになっています。

また、IACEトラベルは出張関連業務の効率化と内部統制強化を実現する法人向け出張管理クラウドサービス「Travel Manager」も運営しています。

Travel Managerは出張稟議・出張報告のワークフロー機能、GPSを用いた危機管理機能、経費精算機能などを備えたオールインワンの出張管理ツールになっています。

さらに、IACEトラベルは個人・大学関係者向けセルフブッキングサイト「Easy Booking」も運営しています。

Easy Bookingは企業間の契約を必要とせず、ホームページのフォームから申し込むだけで利用を開始できる国際線オンライン予約サービスになっています。

IACEトラベルIPOの事業系統図

（※画像クリックで拡大）

IACEトラベルIPOの業績はコロナの影響で赤字に沈んだりしていますが、このところは堅調に推移しているようです。

IACEトラベルは4月のIPO第一弾で、規模（吸収金額13.9億円）もさほど大きくないため、需給面は良好だと思います。

また、VC（ベンチャーキャピタル）の保有株は見当たらず、上位株主には価格による解除条項なしで180日間のロックアップが掛かっています。

旅行事業は新鮮味に欠けますが、国内外の出張に特化したBTM（ビジネストラベルマネジメント）サービスに注力していることで、それなりの評価を得られそうです。

よって、IACEトラベルのIPO評価はCが妥当だと考えています。IACEトラベルIPOは公開価格をやや上回ったところで初値形成すると予想しています。

IACEトラベルIPOの初値予想は、仮条件決定後（3月17日以降）に追記させていただきます。

1,100円（想定価格比：+70円）

↓（上場直前の初値予想）

1,000円（公開価格比：±0円）

（※大手予想会社の初値予想最終版：1,000円）

IACEトラベルIPOのBB（ブックビルディング）は前向きに参加するつもりです。主幹事の東海東京証券だけでなく、マネックス証券や松井証券などの平幹事にも申し込む予定です。