IPOの初値は高騰しにくくなっていますが、それでも抽選に当選するだけで数十万円の利益を得られる可能性があるのは魅力的です。

ちなみに、昨年も公開価格が2,660円だった光フードサービスは初値売りで31万9千円の利益、公開価格が1,750円だったジンジブは初値売りで22万3千円の利益を得ることができました。

しかし、昨今のIPOは上場日の成行買いが禁止されたり、仮条件の上限突破などの新ルールが導入されたことにより、初値が公開価格を割れるケースも増えています。

そこで、昨年(2024年)新規上場したIPOの初値売りでの損失額ベスト5をリストアップしてみました。

2024年のIPO損失額ベスト5

2024年のIPO初値売りでの損失額ベスト5
順位銘柄コード
銘柄名
上場日
主幹事
市場
規模
公募価格
初値価格
損失額
1位

248A
キッズスター
9月26日
岡三証券
グロース
20.5億円
2,560円
2,210円
-350円
2位

299A
dely
12月19日
三菱UFJモルガン
・スタンレー証券

大和証券
みずほ証券
グロース
174.2億円
1,200円
1,001円
-199円
3位

278A
Terra Drone
11月29日
SMBC日興証券
グロース
37.7億円
2,350円
2,162円
-188円
4位

259A
ケイ・ウノ
10月8日
岡三証券
名証ネクスト
5.3億円
2,320円
2,134円
-186円
5位

241A
ROXX
9月25日
みずほ証券
グロース
70.9億円
2,110円
1,941円
-169円

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1位のキッズスターは親子上場で4社同時上場、2位のdelyは親子上場で大型なイグジット案件、3位のTerra Droneは赤字、4位のケイ・ウノは地方案件(名証ネクスト)、5位のROXXは大型で赤字なので、大型、親子上場、赤字、地方案件は要注意という結果になっています。

また、岡三証券が主幹事を務めたIPOが2社ランクインしているのも気になります。

初値売りで利益を狙う場合は、上記のようなIPOをうまくスルーしながら当選を目指したいですね。


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