イワキポンプ(6237)IPOのBB(ブックビルディング)が今週の3月3日から(3月9日まで)始まります。イワキポンプは、もう耳にタコが出来たと思いますが、3月18日に6社同時上場するIPO銘柄の一つなので、かなりの苦戦を強いられると思います。
また、イワキポンプは事業内容に新鮮味が無く、東証二部市場への新規上場という点からも、手を伸ばしづらいIPO銘柄ですね。
イワキポンプ(東証二部IPO)のIPO基本情報
銘柄名 | イワキポンプ |
コード | 6237 |
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券 | SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 いちよし証券 エース証券 丸三証券 SBI証券 カブドットコム証券 |
上場日 | 3月18日 |
仮条件決定日 | 3月1日(1,900円~2,000円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月3日から3月9日まで |
公募価格決定日 | 3月10日(2,000円に決定) |
公募 | 600,000株 |
売出し | 0株 |
OA | 90,000株 |
吸収金額 | 13.6億円 |
想定価格 | 1,970円 |
イワキポンプIPOの事業内容
イワキポンプは、ケミカルポンプを中心とした最前線の流体制御製品を開発・提供しており、それに附帯する製品の修理及びアフターサービス並びに設置工事を行っている企業です。
また、イワキポンプは様々な業界の多様なニーズに応えるため、マグネットポンプ、定量ポンプ、空気駆動ポンプ、回転容積ポンプ、エアーポンプなどを提供しています。
(※画像クリックで拡大)
イワキポンプの業績は順調そうですが、少し頭打ちといった雰囲気も漂っています。
イワキポンプのIPO評価
イワキポンプIPOは、事業内容が地味ではありますが業績は概ね順調です。しかし、東証二部上場のIPOは人気になりにくく、6社同時上場という過密スケジュールも厳しさに拍車を掛けそうです。
よって、イワキポンプのIPO評価はDが妥当だと考えています。イワキポンプは堅実なイメージから公募価格と同程度の初値が付きそうですが、公募価格割れも十分にありえると思います。現時点では、同時上場する他のIPO銘柄と比べても、積極的に参加するメリットは感じられませんね。
イワキポンプIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
イワキポンプIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送る公算が高いです。かと言って、同時上場する他のIPO銘柄でこれはというものは無いのですが、あえてリスクを取ってイワキポンプのBBに参加する必要はないかなと感じています。ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイントが欲しいのでBBには参加します。(※SBI証券のIPOチャレンジポイント解説)
大和証券 (主幹事) | BB見送り |
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SMBC日興証券 | BB見送り |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB見送り |
いちよし証券 | BB見送り |
エース証券 | 口座無し |
丸三証券 | BB見送り |
SBI証券 | BB申し込み |
カブドットコム証券 | BB見送り |
SMBC日興証券は、4月5日に新規上場予定のハイアス・アンド・カンパニー(6192)で主幹事を務めており、その他多く銘柄でも幹事団入りしているIPO必須の証券会社です。
SBI証券は、3月31日に新規上場予定のPR TIMES(3922)とエボラブルアジア(6191)で主幹事を務めていますので、口座をお持ちでない方はお早目の口座開設をオススメします。