日本システムバンク(5530)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週の3月29日から開始されます。

日本システムバンクは全国各地でコインパーキングを運営しています。

日本システムバンクは地方上場(名証メイン)への新規上場ですが、単独上場なのが救いですね。

日本システムバンクIPOのBBスタンスとIPO評価

日本システムバンク(名証メインIPO)のIPO基本情報

銘柄名日本システムバンク
コード5530(不動産業)
主幹事証券岡三証券
幹事証券(委託含む)SBI証券
益茂証券
アイザワ証券
ちばぎん証券
あかつき証券
岡三オンライン
松井証券
上場日4月14日
仮条件決定日3月27日(1,800円~1,880円に決定)
ブックビルディング期間3月29日から4月4日
公開価格決定日4月5日(1,880円に決定)
申込期間4月6日から4月11日まで
公募100,000株
売出し50,000株
OA22,500株
吸収金額3.1億円
時価総額18.8億円
想定価格1,800円→公開価格:1,880円
初値価格1,700円

SBI証券[旧イー・トレード証券]

日本システムバンクIPOの事業内容日本システムバンクは「遊休不動産の有効活用」という基本理念の下、コインパーキング事業を展開しています。

日本システムバンクは「コインパーキングの収益性に興味はあるが、自分で運営するのは不安。」という土地所有者に対して、土地所有者から賃借した土地にコインパーキングを開設・運営し、土地所有者へ土地の賃借料を支払っています。

また、「コインパーキングを自分で運営したい。」という土地所有者に対しては、コインパーキングの開設から運営まで幅広くサポートしています。

日本システムバンクの地域別直営及び管理受託の駐車場・駐輪場車室数(2023年1月末現在)

日本システムバンクのコインパーキング

コインパーキング運営ビジネスは、土地所有者から自社グループが土地を賃借又は購入し、その土地に自社グループが駐車場システム(精算機、フラップ装置、看板その他の駐車場設備)を設置し、時
間貸し又は月極にて駐車場・駐輪場の運営管理を行っています。

日本システムバンクのコインパーキングビジネス

日本システムバンクはコインパーキングの検索機能やコインパーキングの利用料金の決済機能を有する独自のスマートフォンアプリ「SmooPA」を提供しており、2023年1月末までのダウンロード数は112,185件、アクティブユーザー数は17,742名となっています。

SmooPA

さらに、日本システムバンクは駐車場機器等を精算機メーカー等から仕入れ、駐車場システムとしてコインパーキング運営事業者に販売する駐車場機器の販売・保守ビジネスも行っています。

駐車場機器の販売・保守ビジネス

日本システムバンクはその他にも、自社所有のテナントビル及びマンションを個人又は法人に賃貸するプロパティマネジメント事業や、工芸品の販売事業及びドローン事業なども行っています。

IPOによる手取金の使途

  • 新設及び既設の直営駐車場のフラップレス化のための設備資金

日本システムバンクIPOの業績

日本システムバンクの業績

(※画像クリックで拡大)

日本システムバンクIPOの売上は堅調に推移していますが、利益はコロナの影響もあってかバラついていますね。

日本システムバンクのIPO評価

日本システムバンクは小型(吸収金額3.1億円)ですが、流動性の乏しい地方市場(名証メイン)への新規上場なので、額面通りには受け取れません。

また、コインパーキング事業は目新しさに欠け、不動産セクターも人気化しにくいため、全体的に地味な印象です。

よって、日本システムバンクのIPO評価はDが妥当だと考えています。日本システムバンクIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

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日本システムバンクIPOの初値予想

1,880円 (想定価格比:+80円)

(※大手予想会社の初値予想:1,880円~2,000円)

日本システムバンクIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

日本システムバンクIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込む予定です。

日本システムバンクIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
岡三証券 (主幹事)BB不参加
SBI証券BB参加
益茂証券口座なし
アイザワ証券口座なし
ちばぎん証券口座なし
あかつき証券口座なし


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