KHネオケム(4189)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週の23日からスタートします。KHネオケムは、IPO的に不人気な化学セクターで、規模(吸収金額507.3億円)も大きいため、かなり厳しい新規上場になりそうです。
KHネオケム(東証1部IPO)のIPO基本情報
銘柄名 | KHネオケム |
コード | 4189 |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券 | SMBC日興証券 大和証券 野村証券 SBI証券 マネックス証券 |
上場日 | 10月12日 |
仮条件決定日 | 9月21日(1,330円~1,670円に決定) |
ブックビルディング期間 | 9月23日から9月29日まで |
公開価格決定日 | 9月30日(1,380円に決定) |
申込期間 | 10月3日から10月6日まで |
公募 | 2,614,400株 |
売出し | 23,800,000株 |
OA | 3,962,100株 |
吸収金額 | 507.3億円 |
想定価格 | 1,670円 |
KHネオケムIPOの事業内容
KHネオケムは、「オキソ技術」と呼ばれる製造方法をコア技術として、各種石油化学製品の製造や販売を主たる業務としている企業です。
KHネオケムは、コア技術である『オキソ反応(ヒドロホルミル化反応)』に、有機合成技術・精製(高純度化)技術・品質管理技術を組み合わせることで、独自の技術を確立し、人々の暮らしに欠かせない多くの素材を提供しています。
KHネオケムの製品は、溶剤(塗料、インキ、シンナー、洗浄剤)、可塑剤原料、樹脂原料、潤滑油原料、水系塗料、化粧品、液晶、半導体など、様々な分野で利用されています。
KHネオケムIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
KHネオケムIPOの業績は、子会社の売却によりバラついていますが、それを考慮しても好調とは言えませんね。
KHネオケムのIPO評価
KHネオケムIPOは、吸収金額(想定価格ベースで507.3億円)が今年三番目に大きく、売出株も公募株の約9倍と多いことから、需給面に大きな不安があります。
また、KHネオケムIPOは、事業内容も新鮮味に欠けるため、さらに敬遠されそうですね。
よって、KHネオケムのIPO評価はDが妥当だと考えています。KHネオケムは、不安材料ばかりが目立ち、投資ファンドの出口案件という見方も強いため、残念ながら公開価格を割れる可能性が非常に高いと予想しています。
KHネオケムIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
KHネオケムのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送る予定です。ただ、SBI証券だけは、IPOチャレンジポイント狙いで申し込むつもりです。⇒(SBI証券のIPOチャレンジポイント解説)
みずほ証券 (主幹事) | BB不参加 |
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SMBC日興証券 | BB不参加 |
大和証券 | BB不参加 |
野村証券 | BB不参加 |
SBI証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB不参加 |
超大型なJR九州(九州旅客鉄道)IPOが、10月25日に新規上場するので、早めに新たな証券口座を開設して、複数当選を目指しましょう。