キッズスターIPOのBBスタンスとIPO評価！社会体験アプリ「ごっこランド」を運営

キッズスター（248A）IPOのBB（ブックビルディング）が、来月の9月9日から開始されます。

キッズスターはファミリー向けの社会体験アプリ「ごっこランド」を開発・運営しています。

キッズスターは4社同時上場になる可能性が高いので、資金分散の影響が気になりますね。

キッズスター（東証グロースIPO）のIPO基本情報

銘柄名	キッズスター
コード	248A（情報・通信業）
主幹事証券	岡三証券
幹事証券（委託含む）	SBI証券野村證券 SMBC日興証券岩井コスモ証券極東証券松井証券丸三証券三田証券楽天証券岡三オンライン
上場日	9月26日
仮条件決定日	9月5日（2,100円～2,560円に決定）
ブックビルディング期間	9月9日から9月13日まで
公開価格決定日	9月17日
申込期間	9月18日から9月24日まで
公募	700,000株
売出し	0株
OA	100,000株
吸収金額	20.5億円
時価総額	64億円
想定価格	2,560円
初値価格	初値決定後に追記

キッズスターは子どもたちが楽しみながら「社会体験（ごっこ遊び）」ができる社会体験アプリ「ごっこランド」を提供しています。

「ごっこランド」は、「子どもたちの身の回りにある商品、サービス、社会インフラの全てをスマートデバイス上のアプリを通じて体験し学べるようにすることにより、興味・関心を喚起し、夢との出会いや将来の可能性を広げていきたい」という想いが込められたサービスになっています。

「ごっこランド」のビジネスモデルは、子どもユーザーの利用を無料とする一方、企業・団体から出店料を収受する形になっています。

「ごっこランド」に出店する企業・団体は、大手BtoCサービスを提供する企業・団体が中心でしたが、近年においては、BtoBサービスを提供する企業、社会インフラを提供する企業等へと広がりを見せています。

「ごっこランド」の導入企業例

「ごっこランドは配信開始以来、累計670万のダウンロード数を記録し、かつ、月間のプレイ回数は2,000万回を超えて、多くの子育て世代（ファミリー）に利用されています。

「ごっこランド」の累計ダウンロード数の年間推移（単位：万端末）

キッズスターは　スマートデバイス向け社会体験アプリ「ごっこランド」のリアル展開の第1弾として、2024年7月から大規模なモールや商業施設におけるファミリー向けイベント「ごっこランドEXPO」を開催し、アプリで慣れ親しんだ世界観を、全国各地で体験できる場所の創出を開始しています。

さらに、キッズスターは「ごっこランド」の海外版である「Gokko World」を展開するにあたり、2023年8月に第1弾としてベトナム版の配信も開始しています。

（※画像クリックで拡大）

キッズスターIPOの業績は概ね好調に推移しているようです。

キッズスターはそれなりの規模（吸収金額20.5億円）ですが、売出し株ゼロで公募株のみというのは好印象です。

また、VC（ベンチャーキャピタル）の保有株（約3.2万株）は少なく、上位株主には価格による解除条項なしで90日又は180日のロックアップが掛かっているのもプラス様子です。

しかし、上場日の9月26日はキッズスターを含む4社同時上場になる可能性が高く、親子上場（くふうカンパニーの子会社）でもあるため、それでも需給面に不安があります。

「ごっこランド」のダウンロード数は順調に伸びていて、業績も好調に推移していることから、事業面で関心を集めそうです。

よって、キッズスターのIPO評価はCが妥当だと考えています。キッズスターIPOは公開価格を若干上回ったところで初値形成すると予想しています。

キッズスターIPOの初値予想は、仮条件決定後（9月5日以降）に追記させていただきます。

2,560円（想定価格比：±0円）

キッズスターIPOのBB（ブックビルディング）は検討中です。ただ、主幹事の岡三証券と落選してもIPOチャレンジポイントが貰えるSBI証券は申し込むつもりです。