北里コーポレーション(368A)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌月の6月10日から始まります。
北里コーポレーションは不妊治療向けの医療機器や試薬および関連製品の製造・販売を行っています。
北里コーポレーションは6月に新規上場するIPOの中で一番の大型ですが、東証プライム市場への新規なので問題なさそそうですね。
北里コーポレーション(東証プライムIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | 北里コーポレーション |
コード | 368A(精密機器) |
主幹事証券 | 野村證券 SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | マネックス証券 静銀ティーエム証券 |
上場日 | 6月25日 |
仮条件決定日 | 6月9日(1,300円~1,340円に決定) |
ブックビルディング期間 | 6月10日から6月13日まで |
公開価格決定日 | 6月16日(1,340円に決定) |
申込期間 | 6月17日から6月20日まで |
公募 | 0株 |
売出し | 14,000,000株 (国内:8,244,900株 海外:5,755,100株) |
OA | 2,100,000株 |
吸収金額 | 196.4億円 (国内:126.2億円 海外:70.2億円) |
時価総額 | 488億円 |
想定価格 | 1,220円→公開価格:1,340円 |
初値価格 | 初値決定後に追記 |
北里コーポレーションIPOの事業内容
北里コーポレーションは不妊治療をサポートする医療機器やMedia(試薬)などの消耗品、及び遺伝子検査などのサービスを提供しています。
北里コーポレーションでは、不妊治療における卵子及び精子の採取、洗浄、培養、受精、卵子や胚の凍結保存及び融解に至るすべての工程にかかわる製品を提供しています。
北里コーポレーションの製品は、国内では、病院、クリニックを通じて「Cryotop」、「ETカテーテル」や「卵子・受精卵凍結用試薬」などの多くの製品を提供しています。
また、海外では、世界約110ヵ国・地域で自社製品を販売するために、2025年4月30日時点において世界で約80社の代理店ネットワークを有しています。
北里コーポレーションは人的資本への投資、株主還元、M&Aに配分することで、ステークホルダーとの良好な関係を構築しつつ、持続的な成長を目指しています。
北里コーポレーションIPOの事業系統図
北里コーポレーションIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
北里コーポレーションIPOの業績は概ね堅調に推移しているようです。
北里コーポレーションのIPO評価
北里コーポレーションは大型(吸収金額196.4億円)に見えますが、東証プライム市場への新規上場で、欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されているため、大きいというほどではありません。
また、北里コーポレーションは売出し株のみですが、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株は見当たらないため、あまり気にしなくても良さそうです。
さらに、北里コーポレーションは不妊治療という社会的意義のあるテーマ性もあるため、事業面でも一定の評価を得られると思います。
よって、北里コーポレーションのIPO評価はCが妥当だと考えています。北里コーポレーションIPOは公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。
北里コーポレーションIPOの初値予想
北里コーポレーションIPOの初値予想は、仮条件決定後(6月9日以降)に追記させていただきます。
1,600円 (想定価格比:+380円)
北里コーポレーションIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
北里コーポレーションIPOのBB(ブックビルディング)は前向きに参加するつもりです。
主幹事の野村證券とSMBC日興証券だけでなく、平幹事のマネックス証券も申し込む予定です。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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SMBC日興証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
静銀ティーエム証券 | 口座なし |
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