黒田グループ(287A)IPOのBB(ブックビルディング)が、週末の11月29日から始まります。

黒田グループはエレクトロニクス業界および自動車業界への電子部品や電気材料の卸売などを行っています。

ちなみに、黒田グループは前身のKMホールディングス株式会社による完全子会社化に伴って、東京証券取引所市場第一部上場を廃止していたので再上場案件になります。

黒田グループIPOのBBスタンスとIPO評価

黒田グループ(東証スタンダードIPO)のIPO基本情報

銘柄名黒田グループ
コード287A(卸売業)
主幹事証券SMBC日興証券
野村證券
幹事証券(委託含む)大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
みずほ証券
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
上場日12月17日
仮条件決定日11月28日(640円~700円に決定)
ブックビルディング期間11月29日から12月4日まで
公開価格決定日12月6日
申込期間12月9日から12月12日まで
公募0株
売出し12,148,200株
OA1,822,200株
吸収金額89.4億円
時価総額298億円
想定価格640円
初値価格初値決定後に追記

SMBC日興証券 オンライントレード
黒田グループIPO主幹事のSMBC日興証券

黒田グループIPOの事業内容

黒田グループは製造事業として、ハードディスクドライブ用部品、液晶用特殊印刷版、電設関連資材、産業モーター用アルミダイカスト製品、自動車向け大型樹脂成形金型、精密組立・各種自動化設備の製造及び販売に加え、電子回路設計・基板設計の受託開発及び販売を行っています。

製造事業

また、黒田グループは商社事業として、主に自動車業界やエレクトロニクス業界の販売先に対して、電子部品や電気材料等を販売しています。日本・海外の販売先に対して、グループネットワークを活用し、それぞれの国・地域でのニーズに合わせた商品の販売を行っています。

商社事業

黒田グループIPOの業績

黒田グループの業績

(※画像クリックで拡大)

黒田グループIPOの業績は右肩下がりで、やや成長性に欠ける印象です。

黒田グループのIPO評価

黒田グループはファイントゥデイホールディングスリスキルとの3社同時上場というだけなく、公募株ゼロの売出しのみで規模(吸収金額89.4億円)も大きく、再上場案件でもあるため、需給面に不安があります。

ただ、欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されているため、海外への配分次第で状況は変わるかもしれません。

また、事業内容は堅実そうに見えますが、全体的に地味で業績もやや下降しているため、事業面もイマイチという印象です。

しかし、2025年3月期の配当金が1株当たり60円で、想定価格(640円)ベースでの配当利回りが9.38%にもなるため、意外と健闘する可能性もありそうです。

配当金

よって、黒田グループのIPO評価はCが妥当だと考えています。黒田グループIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

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黒田グループIPOの初値予想

黒田グループIPOの初値予想は、仮条件決定後(11月28日以降)に追記させていただきます。

840円 (想定価格比:+200円)

黒田グループIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

黒田グループIPOのBB(ブックビルディング)は検討中です。ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込むつもりです。

黒田グループIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SMBC日興証券 (主幹事)BB検討中
野村證券 (主幹事)BB検討中
大和証券BB検討中
三菱UFJモルガン・スタンレー証券BB検討中
みずほ証券BB検討中
SBI証券BB参加
楽天証券BB検討中
マネックス証券BB検討中
auカブコム証券BB検討中


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