Liberaware(218A)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の7月11日からスタートします。
Liberaware(リベラウェア)は自社開発した狭⼩空間専⽤の点検ドローン「IBIS」による点検やデータ解析などを行っています。
ちなみに、Liberawareのドローンは2024年1月に能登半島地震による災害支援活動、3月に世界史上初となる原子炉格納容器内調査に利用されています。
Liberaware(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | Liberaware |
コード | 218A(精密機械) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 楽天証券 松井証券 水戸証券 岩井コスモ証券 極東証券 岡三証券 丸三証券 岡三オンライン |
上場日 | 7月29日 |
仮条件決定日 | 7月10日(295円~310円に決定) |
ブックビルディング期間 | 7月11日から7月18日まで |
公開価格決定日 | 7月19日(310円に決定) |
申込期間 | 7月22日から7月25日まで |
公募 | 1,700,000株 |
売出し | 1,444,900株 |
OA | 471,700株 |
吸収金額 | 10.7億円 |
時価総額 | 55.6億円 |
想定価格 | 295円→公開価格:310円 |
初値価格 | 454円 |
Liberaware(218A)IPOの事業内容
Liberawareはドローン等を軸としたハードウェア技術と、撮影画像・映像等の加工・処理・管理といったソフトウェア技術を用い、インフラ施設・設備等へのDXソリューションを提供しています。
具体的にはドローン等によるインフラ・プラントの調査・点検・測量に資するデータの提供や、ドローンの製造・販売を実施するドローン事業を行っています。
また、ドローン等により取得したデータの画像処理技術等により、映像、3次元データ、異常検知に資する情報等をデジタル上に構築・提供するデジタルツイン事業も行っています。
さらに、両事業を支える事業として自社の技術力やノウハウをベースにした新しいソリューションを開発するソリューション開発事業も展開しています。
サービスの中核を構成するIBISは、製鉄業等における実現場での綿密な実証実験のもと開発された、屋内の暗所・狭小空間、鉄粉の舞う環境や高温環境での飛行に耐えうる防塵性・耐熱性を有した、20cm四方程度の大きさの狭⼩空間専⽤の点検ドローンになっています。
IBISは転落リスクを伴う高所空間、狭小で点検員が進入できない空間、高温あるいは半水没環境、又は有毒性のガスが含まれているような空間といった、危険かつ点検が困難な箇所を人に代わって調査・点検を行うことが可能となります。
LiberawareはJR東日本、日本製鉄、東京電力といった大手企業と取引していて、産学官連携の一環として積極的に国家プロジェクトへも取り組んでおり、2024年7月期においては中小企業イノベーション創出推進事業に2件採択されています。
IPOによる手取金の使途
- ドローン等での撮影データ処理・解析等のために必要となるサーバー等設備の購入
- 韓国進出に係る新規拠点の設立費用
- ドローンによる調査・点検の更なる省人化のための自律型ドローンの開発やIBISの次世代機開発
- 人件費や広告宣伝費
- 借入金返済
Liberaware(218A)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
Liberawareの売上は右肩上がりで伸びていますが、利益は右肩下がりで赤字拡大中というのが気になりますね。
LiberawareのIPO評価
Liberawareは手ごろ価格で規模(吸収金額10.7億円)も小さいため、需給面で注目されると思います。
また、Liberawareは1,883,600株(約5.6億円)を上限に親引けされる予定もあるため、規模はさらに縮小されそうです。
ただ、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されるのは懸念材料です。
さらに、赤字拡大中というもの気掛かりですが、ドローンは今後さらに様々な分野での活用が見込めるため、それでも事業面でも人気を集めそうです。
よって、LiberawareのIPO評価はBが妥当だと考えています。Liberaware(218A)IPOは公開価格の1.5倍を目途に初値形成すると予想しています。
Liberaware(218A)IPOの初値予想
Liberaware(218A)IPOの初値予想は、仮条件決定後(7月10日以降)に追記させていただきます。
500円 (想定価格比:+205円)
Liberaware(218A)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
Liberaware(218A)IPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加する予定です。主幹事のSMBC日興証券はもとより、松井証券
や楽天証券などの平幹事も申し込むつもりです。
SMBC日興証券 | BB参加 |
---|---|
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
松井証券 | BB参加 |
水戸証券 | 口座なし |
岩井コスモ証券 | BB参加 |
極東証券 | 口座なし |
岡三証券 | BB不参加 |
丸三証券 | 口座なし |
岡三オンライン | BB参加 |
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