リップス(373A)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の6月13日から始まります。

リップスは主にヘアワックス等のスタイリング剤及びシャンプー&トリートメント商品を取扱う商品事業を行っています。

リップスはレントとの同時上場になるので、資金分散の影響が気になりますね。

リップスIPOのBBスタンスとIPO評価

リップス(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名リップス
コード373A(化学)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)岡三証券
SBI証券
楽天証券
岡三オンライン
上場日6月30日
仮条件決定日6月12日(3,100円~3,130円に決定)
ブックビルディング期間6月13日から6月18日まで
公開価格決定日6月19日(3,130円に決定)
申込期間6月20日から6月25日まで
公募50,000株
売出し1,060,500株
OA166,500株
吸収金額39.6億円
時価総額79.1億円
想定価格3,100円→公開価格:3,130円
初値価格初値決定後に追記

SBI証券[旧イー・トレード証券]

リップスIPOの事業内容

リップスは「LIPPS(リップス)」ブランドとしてメンズコスメの企画・販売を行う商品事業と、ヘアサロンのフランチャイズ運営を行うサロンフランチャイズ事業を展開しています。

商品事業では、開発担当者のマーケティングに基づく発案のほか、フランチャイズビジネスとして展開するメンズヘアサロンで、日常的なサロンワークから発生した課題やニーズを発想の起点として、年間約40万回(2024年 LIPPS hairのPOS実績、自社調べ)の施術を行うスタイリストの「ヘアセット」「洗い流し」「手荒れ」などの意見や評価を取り入れて商品開発を行っています。

ちなみに、細部にまで拘り開発したヘアワックスなどのスタイリング剤とシャンプーなどのヘアケア商品が、リップスの主力商品カテゴリーとなっています。

サロンフランチャイズ事業は、創業者(代表取締役社長の的場隆光氏)が1999年に東京原宿にヘアサロン「LIPPS(現「LIPPS hair」)」を開店したことから始まっており、現在では直営店舗は持たず経営指導、店舗運営支援、美容師への技術指導などを行うフランチャイザーとしてフランチャイズ本部事業を営んでいます。

「LIPPS hair」は関東を中心に28店舗、スタイリスト161名(いずれも2025年4月30日現在)を擁しており、リップスはフランチャイザーとして加盟店に対する経営指導、店舗運営支援、美容師への技術指導の対価としてロイヤリティなどを収受する事業を展開しています。

また、リップスは独自の屋号で独立開業しようとする「LIPPS hair」所属のスタイリストに対して、サポート内容に応じたパートナー契約(2025年4月30日現在、契約数34件)を締結し、支援サービスを行っています。

リップスのサロンフランチャイズ

リップスの売上の9割は商品事業となり、ヘアケアを中心に自社の成長を牽引しています。

リップスの収益構造

IPOによる手取金の使途

  1. 採用費及び人件費
  2. マーケティング費用

リップスIPOの業績

リップスの業績

(※画像クリックで拡大)

リップスIPOの業績は概ね堅調に推移しているようです。

リップスのIPO評価

リップスは同じく値がさで規模の大きいレントとの同時上場になるので、需給面に不安があります。

また、リップスはほぼ売出し株のみなので、投資ファンドのイグジット案件ということでも警戒されそうです。

ただ、業績は堅調に推移していて、上位株主には価格による解除条項なしで180日間のロックアップがかかっているのもプラス要素です。

よって、リップスのIPO評価はCが妥当だと考えています。リップスIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

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リップスIPOの初値予想

リップスIPOの初値予想は、仮条件決定後(6月12日以降)に追記させていただきます。

3,300円 (想定価格比:+200円)

リップスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

リップスIPOのBB(ブックビルディング)は検討中です。ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込みます。

リップスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB検討中
岡三証券BB不参加
SBI証券BB参加
楽天証券BB検討中
岡三オンラインBB検討中


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