技術承継機構(319A)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の1月22日からスタートします。

技術承継機構は製造業・製造関連企業の譲受(M&A)及び譲受企業の経営支援を行っています。

技術承継機構は東証市場のIPO第一弾ということで注目されるかもしれませんね。

技術承継機構IPOのBBスタンスとIPO評価

技術承継機構(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名技術承継機構
コード319A(金属製品)
主幹事証券SBI証券
幹事証券(委託含む)Jトラストグローバル証券
アイザワ証券
岩井コスモ証券
松井証券
むさし証券
SBIネオトレード証券
上場日2月5日
仮条件決定日1月21日(1,850円~2,000円に決定)
ブックビルディング期間1月22日から1月27日まで
公開価格決定日1月28日(2,000円に決定)
申込期間1月29日から2月3日まで
公募745,000株
売出し710,000株
(国内:291,300株
海外:418,700株)
OA218,200株
吸収金額33億円
(国内:24.7億円
海外:8.2億円)
時価総額170億円
想定価格1,970円→公開価格:2,000円
初値価格初値決定後に追記

SBI証券[旧イー・トレード証券]

技術承継機構IPOの事業内容

技術承継機構は製造業と製造業に関連する事業の譲受(M&A)及び譲受企業の経営支援に取り組んでいます。

また、技術承継機構は買収ファンドとは違い、譲受した会社の譲渡は基本的には想定していません。

技術承継機構は中小企業の主要な悩みである人材不足・IT化を改善・推進することで、中小製造業各社の事業強化を行い、グループ内において、開発から売上に至る全ての事業行程での相乗効果を追求しています。

さらに、技術承継機構は譲受した会社をバリューアップし、生まれたキャッシュフローでさらにM&Aを加速させることにより、非連続的な成長を目指しています。

技術承継機構のビジネスモデル

技術承継機構は、創業以来、現在までに10社の企業を譲受しており、製造業の中でも幅広い分野に事業を分散させることで、特定の業界の変動に影響を受けにくい構成となっています。

技術承継機構のM&A

技術承継機構は再譲渡しない、個社の独立性を尊重する、製造業へのバリューアップノウハウを有するという点で他のM&A買い手候補と比して独自のポジションを築いています。

技術承継機構の競争優位性

IPOによる手取金の使途

  1. 全額をM&A待機資金とし、2027年12月末日までに当社グループの事業拡大に資する譲受に充当する予定

技術承継機構IPOの業績

技術承継機構の業績

(※画像クリックで拡大)

技術承継機構IPOの業績は概ね堅調に推移しているようです。

技術承継機構のIPO評価

技術承継機構の規模(吸収金額33億円)は大きめですが、欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されています。

また、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株はなく、上位株主には価格による解除条項なしで180日間のロックアップが掛かっています。

中小企業の後継者不足は社会問題化しているため、事業面では一定の評価を得られそうです。

よって、技術承継機構のIPO評価はCが妥当だと考えています。技術承継機構IPOは公開価格をそれなりに上回ったところで初値形成すると予想しています。

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技術承継機構IPOの初値予想

技術承継機構IPOの初値予想は、仮条件決定後(1月21日以降)に追記させていただきます。

2,400円 (想定価格比:+430円)

技術承継機構IPOのBB(ブックビルディング)スタンス

技術承継機構IPOのBB(ブックビルディング)は前向きに参加するつもりです。主幹事のSBI証券だけでなく、松井証券SBIネオトレード証券などの平幹事にも申し込む予定です。

技術承継機構IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SBI証券 (主幹事)BB参加
Jトラストグローバル証券BB参加
アイザワ証券口座なし
岩井コスモ証券BB参加
松井証券BB参加
むさし証券BB参加
SBIネオトレード証券BB参加


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