ノーザ(4269)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌月の2月3日からスタートします。ノーザは歯科医療情報システムのトップメーカーです。

ノーザはCaSyとの同時上場なので、少しでも地合いが良くなっていてほしいですね。

※上場中止になりました!

ノーザ

ノーザ(東証ジャスダックIPO)のIPO基本情報

銘柄名ノーザ
上場中止
コード4269(情報・通信業)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)大和証券
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
東海東京証券
岡三証券
いちよし証券
丸三証券
岩井コスモ証券
岡三オンライン
LINE証券
上場日2月22日
仮条件決定日2月2日
ブックビルディング期間2月3日から2月9日
公開価格決定日2月10日
申込期間2月14日から2月17日まで
公募45,000株
売出し765,000株
OA121,500株
吸収金額18.8億円
時価総額45億円
想定価格2,020円
初値価格上場中止

ノーザIPOの事業内容

ノーザは医療情報システム事業としてデンタルシステム事業とメディカルシステム事業を展開しています。

デンタルシステム事業は中核事業として位置付けられており、歯科医療に特化したシステムの開発・販売・保守を手掛けています。

主力製品である電子カルテ搭載システム「WiseStaff」シリーズは、電子レセプト作成やオンライン請求などの歯科用レセプトコンピュータ機能に加え、電子カルテ機能を搭載することにより、歯科医院における更なる利便性向上の実現に寄与しています。

ノーザのレセプトコンピュータ

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また、ノーザは歯科用予約管理システム「予約Premium」、患者様向けプレゼンテーションソフト「HiVisual」など、歯科医院のニーズに応じた各種製品も販売しています。

メディカルシステム事業では、透析業務支援システム「STEP」シリーズを病院やクリニックなどの透析施設に販売しています。

全国の透析施設は4,487件あり、ノーザはそのうち220の透析施設へ「STEP」シリーズを販売導入し、保守サービスを継続的に提供しています。

ノーザの透析業務支援システム「STEP」

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ノーザは、そのほかにMac専用の医療施設向け電子カルテシステム「WINE STYLE」の販売・保守も行っています。

医療情報システム事業の事業系統図

医療情報システム事業の事業系統図

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医療機器販売事業では、カスタマイズされた多血小板血漿-PRP を迅速かつシンプルなボタン操作で採取する遠心分離システム「MAGELLAN」や、口腔内蛍光観察装置「VELscopeVx」などを販売しています。

医療機器販売事業の事業系統図

医療機器販売事業の事業系統図

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IPOによる手取金の使途

  1. デンタルシステム事業の主力製品である「WiseStaff-9Plus」の次世代機の開発費用の一部
  2. 広告宣伝費、教育研修費等の運転資金

ノーザIPOの業績

ノーザの業績

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ノーザIPOの売上は頭打ちですが、利益は伸びているようです。

ノーザのIPO評価

ノーザは規模(吸収金額18.8億円)が大きいわけではありません。しかし、ほとんどが売出株なので、投資ファンドのイグジット(出口)案件として警戒されるかもしれません。

ただ、歯科医療に特化した電子カルテ搭載システムは歯科医院における利便性向上につながるため、事業面で一定の評価を得られそうです。

よって、ノーザのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。ノーザIPOは公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。

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ノーザIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

ノーザIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ一部の証券会社から参加するつもりです。主幹事の野村證券だけでなく、平幹事のSBI証券マネックス証券などにも申し込む予定です。

ノーザIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
大和証券BB参加
SBI証券BB参加
楽天証券BB参加
マネックス証券BB参加
東海東京証券BB不参加
岡三証券BB不参加
いちよし証券BB不参加
丸三証券BB不参加
岩井コスモ証券BB不参加
岡三オンラインBB参加
LINE証券BB不参加

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