note(5243)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の12月6日から始まります。noteは言わずと知れたメディアプラットフォーム「note(ノート)」を運営しています。
noteは知名度が高く、ダウンラウンド(前回の資金調達時よりも低い株価で資金調達すること)上場と悪い意味でも話題を呼んでいるので、良くも悪くも注目度は抜群ですね。
note(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | note |
コード | 5243(情報・通信業) |
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券(委託含む) | 野村證券 SBI証券 楽天証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 岩井コスモ証券 岡三にいがた証券 松井証券 マネックス証券 auカブコム証券 |
上場日 | 12月21日 |
仮条件決定日 | 12月5日(300円~340円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月6日から12月12日 |
公開価格決定日 | 12月13日(340円に決定) |
申込期間 | 12月14日から12月19日まで |
公募 | 210,000株 |
売出し | 1,069,300株 |
OA | 191,800株 |
吸収金額 | 4.4億円 |
時価総額 | 44.5億円 |
想定価格 | 300円→公開価格:340円 |
初値価格 | 521円 |
note(5243)IPOの事業内容
noteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに、CtoCメディアプラットフォーム「note(ノート)」を運営しています。
「note」は、個人を中心としたあらゆるクリエイターが文章やマンガ、写真、音声、動画等のコンテンツを「note」のWebサイト上で自由に投稿・販売することができ、読者はそのコンテンツを楽しんで応援・購読することができます。
また、noteは法人向けのメディアSaaS「note pro」も運営しています。
「note pro」は、「note」の基盤を活用しつつ、企業が自社サイトとして情報を発信できる機能を拡充したメディアSaaSです。
「note pro」の利用企業は、「note」のシンプルなUIを用いて、初期費用をかけることなく、最短即日でオウンドメディアやホームページの構築・運用ができるほか、「note」プラットフォームから読者を呼び込むことができるため、自社独自での集客活動をせずとも、効率的なマーケティング活動や集客を行うことが可能となります。
「note」は、個人のクリエイターが任意の価格を設定してコンテンツを販売できる「CtoC×課金」のビジネスモデルにより、ブログやネットメディア、電子新聞・電子書籍等他のメディアと比べてもユニークなポジショニングを形成しています。
「note」は数多くの芸能人、経営者、アスリート、政治家、作家、インフルエンサー等の知名度の高いクリエイターだけでなく、様々な業種の法人や教育機関・行政機関にも利用されています。
IPOによる手取金の使途
- 主に「note pro」の新規ユーザー獲得の促進のためのオンライン広告等に要する広告宣伝費
- 財務基盤の更なる強化に向けて、運転資金拡充のため日本政策金融公庫から借り入れた長期借入金の返済資金
note(5243)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
noteの売上は右肩上がりですが、それにともなって赤字も拡大しているのが気掛かりですね。
noteのIPO評価
noteはアイズとサンクゼールとの3社同時上場になりますが、手頃な価格で規模(吸収金額4.4億円)も小さいため、需給面だけ見れば人気化してもおかしくりません。
また、noteは知名度が高いことから話題性も十分です。
しかし、noteはダウンラウンド上場、連続赤字、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株の多さなど、懸念材料もてんこ盛りです。
よって、noteのIPO評価はCが妥当だと考えています。noteは今のところ公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。
note(5243)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
note(5243)IPOのBB(ブックビルディング)は、それなりに参加するつもりです。
主幹事の大和証券だけでなく、SMBC日興証券やマネックス証券などの平幹事ももれなく申し込む予定です。
大和証券 (主幹事) | BB参加 |
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野村證券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB検討中 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB検討中 |
SMBC日興証券 | BB参加 |
岩井コスモ証券 | BB検討中 |
岡三にいがた証券 | 口座なし |
松井証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
auカブコム証券 | BB検討中 |
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