オプロ(228A)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の8月2日からスタートします。
オプロは帳票出力DXサービス「帳票DX」やサブスクリプション管理サービス「ソアスク」などを提供しています。
オプロは8月のIPO第一弾ということでも注目されそうですね。
オプロ(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | オプロ |
コード | 228A(情報・通信業) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 楽天証券 松井証券 マネックス証券 |
上場日 | 8月21日 |
仮条件決定日 | 8月2日(1,240円~1,300円に決定) |
ブックビルディング期間 | 8月5日から8月9日まで |
公開価格決定日 | 8月13日(1,300円に決定) |
申込期間 | 8月14日から8月19日まで |
公募 | 564,900株 |
売出し | 5,100株 |
OA | 85,500株 |
吸収金額 | 8.1億円 |
時価総額 | 27.3億円 |
想定価格 | 1,240円→公開価格:1,300円 |
初値価格 | 1,673円 |
オプロIPOの事業内容
オプロは様々な他社SaaSと連携したクラウドサービスとして、データオプティマイズソリューション及びセールスマネジメントソリューションの2つのソリューションを提供しています。
これらのクラウドサービスの大部分はSalesforce, Inc.が提供するクラウドサービスと連携するサービスとして提供、もしくは同社が提供するプラットフォーム上において構築されています。
データオプティマイズソリューションは、商談情報や従業員情報などをデータ層から取り出して、必要な情報を帳票出力や比較表など最適なカタチに加工することができる出力(OUTPUT)サービスと、紙を主体とする業務におけるデジタル化を支援し、データ層への情報集約を効率化することができる入力(INPUT)サービスから構成されています。
出力(OUTPUT)サービスでは、Salesforceをはじめとした様々なシステム・サービスから「帳票」を出力するクラウド帳票DXサービス「帳票DX」と、「帳票DX」の前世代の帳票出力サービスであるクラウド帳票DXサービス「oproarts(オプロアーツ)」を提供しています。
入力(INPUT)サービスでは、金融機関や行政機関の職員が行う紙主体の業務台帳を迅速にデジタル化することができる金融/行政機関向け電子申請サービス「カミレス」と、専用モバイルアプリからSalesforceなどのシステムに、インターネット接続がないオフライン環境下でもデータ入力することができる現場帳票DXサービス「帳票DXモバイルエントリー」を提供しています。
セールスマネジメントソリューションでは、サブスクリプション型ビジネスの管理に強みを持ったサブスクリプション管理サービス「ソアスク」と、有形商材を扱うサブスク事業に対応したサブスク管理サービス「モノスク」を提供しています。
ソリューション別の売上高の推移
オプロIPOの事業系統図
(※画像クリックで拡大)
IPOによる手取金の使途
- 事業拡大及び収益基盤強化に伴う人材確保に関する人件費
- 事業拡大に向けた広告宣伝費及び販売促進費
オプロIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
オプロIPOの業績は概ね堅調に推移していて問題なさそうです。
オプロのIPO評価
オプロは8月最初のIPOというだけでなく、直近のFaber Companyから3週間空けての単独上場で、規模(吸収金額8.1億円)も小さいため、需給面は良好だと思います。
また、事業内容に目新しさは感じられませんが、DX関連は安定した人気があるため、事業面でもそれなりの関心を集めそうです。
ただ、VC(ベンチャーキャピタル)を含む上位株主の保有株のうち18.5万株は公開価格の1.5倍でロックアップが解除されます。
よって、オプロのIPO評価はBが妥当だと考えています。オプロIPOは公開価格の1.5倍を目途に初値形成すると予想しています。
オプロIPOの初値予想
オプロIPOの初値予想は、仮条件決定後(8月2日以降)に追記させていただきます。
1,800円 (想定価格比:+560円)
オプロIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
オプロIPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加するつもりです。主幹事のSMBC日興証券はもとより、マネックス証券や松井証券などの平幹事も全て申し込む予定です。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
松井証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
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