パパネッツ(9388)IPOのBB(ブックビルディング)が、今月の3月5日から始まります。
パパネッツは取引先のマンション、アパート、ビル並びにコンテナといった不動産の管理サポート事業などを行っています。
パパネッツは流動性に難がある地方市場(福証Q-Board)への新規上場というだけでなく、ミークとの同時上場でもあるため、需給面に不安がありますね。
パパネッツ(福証Q-BoardIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | パパネッツ |
コード | 9388(サービス業) |
主幹事証券 | フィリップ証券 |
幹事証券(委託含む) | 松井証券 SBI証券 アイザワ証券 東洋証券 あかつき証券 Jトラストグローバル証券 |
上場日 | 3月21日 |
仮条件決定日 | 3月4日(700円~740円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月5日から3月11日まで |
公開価格決定日 | 3月12日(700円に決定) |
申込期間 | 3月13日から3月18日まで |
公募 | 100,000株 |
売出し | 100,000株 |
OA | 30,000株 |
吸収金額 | 2.2億円 |
時価総額 | 17.5億円 |
想定価格 | 960円→公開価格:700円 |
初値価格 | 830円 |
パパネッツIPOの事業内容
パパネッツは「大いなる御用聴きカンパニー」として、管理会社サポート事業とインテリア・トータルサポート事業の2つの事業を展開しています。
管理会社サポート事業では、仲介、顧客対応・契約、入居者対応、建物の定期巡回、清掃、メンテナンス、報告書作成など、不動産管理会社のサポートを行っています。
また、レンタルコンテナの定期巡回やマンスリーマンションの管理も支援しています。
管理会社サポート事業の重要指標(2024年2月時点)
インテリア・トータルサポート事業では、住宅の設計から施工、モデルハウスの建築・インテリアコーディネート・配送・設置まで、インテリアに関するさまざまな業務を代行・支援しています。
インテリアの配送では、自社が持つ全国の運送業者のネットワークを活用し、全国どこでもツーマン配送(運転手と助手の2名以上で乗車)を行うことで、迅速で安心安全な家具配送を実現しています。
インテリア・トータルサポート事業の重要指標(2024年2月時点)
IPOによる手取金の使途
- 当社事業の基幹システム構築費用の一部として充当する予定
パパネッツIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
パパネッツIPOの業績は概ね堅調に推移しているようです。
パパネッツのIPO評価
パパネッツは小型(吸収金額2.2億円)ですが、流動性の乏しい地方市場(福証Q-Board)への新規上場なので、割り引いて見る必要があります。
また、パパネッツはミークとの同時上場になるため、資金分散の影響も気になります。
ただ、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株はなく、上位株主には価格による解除条項なしで180日間のロックアップが掛かっているのもプラス材料です。
パパネッツはTOKYO PRO Market(プロ投資家向けマーケット)からの鞍替え上場で、TOKYO PRO Marketでは2,000円で取引きされていたため、想定価格の960円は割安な気もしますが、やはり地方市場というのが気掛かりです。
よって、パパネッツのIPO評価はDが妥当だと考えています。パパネッツIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。
パパネッツIPOの初値予想
パパネッツIPOの初値予想は、仮条件決定後(3月4日以降)に追記させていただきます。
700円 (想定価格比:-260円)
パパネッツIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
パパネッツIPOのBB(ブックビルディング)は検討中です。ただ、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込むつもりです。
フィリップ証券 (主幹事) | 口座なし |
---|---|
松井証券 | BB検討中 |
SBI証券 | BB参加 |
アイザワ証券 | 口座なし |
東洋証券 | ネット口座での取扱いなし |
あかつき証券 | 口座なし |
Jトラストグローバル証券 | BB検討中 |
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