ROXXのIPO評価とBBスタンス！HRテックIPO | IPO初値予想 IPO株ビギナーの投資日誌

ROXX（241A）IPOのBB（ブックビルディング）が、来月の9月5日から開始されます。

ROXX（ロックス）はノンデスクワーカー（主に現場での作業に従事する労働者）に特化した転職プラットフォーム「Zキャリアプラットフォーム」を運営しています。

ROXXはリプライオリティとの同時上場で、9月最初のIPOになります。

ROXX（東証グロースIPO）のIPO基本情報

銘柄名	ROXX
コード	241A（情報・通信業）
主幹事証券	みずほ証券
幹事証券（委託含む）	野村證券 SBI証券大和証券松井証券マネックス証券楽天証券岡三証券東海東京証券あかつき証券極東証券水戸証券東洋証券岡三オンライン SBIネオトレード証券
上場日	9月25日
仮条件決定日	9月3日（1,840円～2,110円に決定）
ブックビルディング期間	9月5日から9月11日まで
公開価格決定日	9月12日（2,110円に決定）
申込期間	9月13日から9月19日まで
公募	325,000株
売出し	2,598,100株
OA	438,400株
吸収金額	70.9億円
時価総額	153.5億円
想定価格	2,110円→公開価格：2,110円
初値価格	初値決定後に追記

ROXXは正社員希望の求職者、未経験人材を積極的に採用する求人企業、マッチングを担う人材紹介会社が利用する、ノンデスクワーカーに最適化した転職プラットフォーム「Zキャリアプラットフォーム」を運営しています。

Zキャリアはノンデスク領域に特化した転職プラットフォームとして支持され続け、サービス提供開始以降の累計登録会員数は36万人（2024年7月末時点）に達しており、掲載求人数は約8.2万求人（2024年7月末時点、「doda」が保有する連携求人を含む）となっています。

Zキャリアがターゲットとする製造・建設・運輸・サービスといったノンデスク領域の人材不足は深刻化する一方なので、今後もさらなる需要が見込まれています。

ノンデスク領域の大手企業は年間数百名以上の採用を実現するために多数の面接の実施に追われ、自社の魅力を伝え求職者の募集を増加させることに時間を使うことが困難な状況であるため、ZキャリアではAI面接やAIスカウト等のAIを活用することで採用・人事担当者の業務を自動化する機能を提供しています。

また、ROXXはオンライン完結型のリファレンス/コンプライアンスチェックサービス「back check」も提供しています。

リファレンスチェックとは、求人企業が求職者と一緒に働いたことがある上司や同僚等から前職での評価を取得し採用活動の参考とすることを指しています。

なお、back checkでは付随して犯罪歴や経歴詐称等のコンプライアンスリスクがないかをオンライン完結でチェックすることも可能となっています。

（※画像クリックで拡大）

ROXXの売上は理想的な右肩上がりですが、利益は大幅な連続赤字になっています。

ROXXは欧州及びアジアを中心とする海外市場（米国及びカナダを除く）への販売や5億円に相当する株式の親引けも予定されていますが、それにしても規模（吸収金額70.9億円）が大きくて売出し株も多く、リプライオリティとの同時上場でもあるため、需給面に不安があります。

ただ、上位株主には価格による解除条項なしで180日間や360日間のロックアップが掛かっているのは安心材料です。

また、人手不足は深刻化しているため、ノンデスクワーカーに特化した転職プラットフォーム「Zキャリアプラットフォーム」の需要も高まりそうですが、業績赤字というのは気掛かりです。

よって、ROXXのIPO評価はDが妥当だと考えています。ROXXは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

gROXX（241A）IPOの初値予想は、仮条件決定後（9月3日以降）に追記させていただきます。

2,110円（想定価格比±0円）

ROXX（241A）IPOのBB（ブックビルディング）は検討中です。ただ、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで必ず申し込みます。