三和油化工業(4125)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の12月7日からスタートします。三和油化工業は幅広い資源を再資源化する総合リサイクルメーカーです。
三和油化工業はIPOラッシュ真っ只中での5社同時上場になるので、資金分散や買い疲れの影響が気掛かりですね。
三和油化工業(東証ジャスダックIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | 三和油化工業 |
コード | 4125(化学) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 東海東京証券 SBI証券 auカブコム証券 LINE証券 |
上場日 | 12月23日 |
仮条件決定日 | 12月3日(3,100円~3,500円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月7日から12月13日 |
公開価格決定日 | 12月14日(3,500円に決定) |
申込期間 | 12月15日から12月20日まで |
公募 | 880,000株 |
売出し | 0株 |
OA | 132,000株 |
吸収金額 | 30.7億円 |
時価総額 | 129.9億円 |
想定価格 | 3,030円→公開価格:3,500円 |
初値価格 | 4,020円 |
三和油化工業IPOの事業内容
三和油化工業は自社及び連結子会社6社により構成されており、化学品及び油剤製品を製造・販売する事業のほか、それらの使用後の産業廃棄物を収集して中間処分並びに再資源化する事業を中心に展開しています。
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リユース事業は、主に製造業顧客の工場から排出される使用済み廃溶剤、廃酸、有用金属等を含む産業廃棄物などを自社グループの設備により中間処分・再資源化し、元の用途や塗料、洗浄剤、表面処理剤等の素材として再使用できるマテリアルリサイクルをしていくことを目的としています。
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リサイクル事業は、主に製造業顧客の工場から排出される使用済み廃溶剤、汚泥、廃プラスチック類などの産業廃棄物を当社グループの設備により中間処分・再資源化し、再生燃料(サーマルリサイクル)やセメント・石灰・鉄鋼の副原料及び副資材としての2次利用を中心とした再資源化を目的としています。
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化学品事業は、有機化学品や無機化学品及びそれらを精製・加工した化学品の製造・販売及び受託加工を中心に行っています。
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三和油化工業は、その他にも自動車製造工程で使用される各種副資材の製造・販売を行っている自動車事業や、PCB(ポリ塩化ビフェニル)含有廃棄物の適正処理を行うためのソリューションを提供するPCB事業も行っています。
三和油化工業の連結売上高構成
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IPOによる手取金の使途
- 全額を当社の設備投資のための設備資金に充当するほか、当社の連結子会社であるサンワ南海リサイクル株式会社の設備投資のための投融資に充当
三和油化工業IPOの業績
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三和油化工業IPOの業績は、概ね堅調に推移しているようです。
三和油化工業のIPO評価
売出株ゼロで公募株のみというのはプラス要素ですが、5社同時上場で規模(吸収金額30.7億円)もそれなりにあるため、それでも需給面に不安があります。
また、三和油化工業はSDGsやESGというテーマ性がありますが、事業内容自体は同時上場する銘柄の中でも地味なので、他の銘柄の陰に隠れてしまうかもしれません。
よって、三和油化工業のIPO評価は、Dが妥当だと考えています。三和油化工業IPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。
三和油化工業IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
三和油化工業IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。ただ、SBI証券だけは抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが貰えるので、必ず申し込む予定です。
野村證券 (主幹事) | BB検討中 |
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SMBC日興証券 | BB検討中 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB検討中 |
東海東京証券 | BB検討中 |
SBI証券 | BB参加 |
auカブコム証券 | BB検討中 |
LINE証券 | BB検討中 |
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