ソラスト(6197)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の6月14日から(6月20日まで)開始されます。ソラストIPOは、吸収金額143.6億円(想定価格ベース)と大きいうえに、同じく大型IPOのコメダホールディングスとの同時上場となってしまったため、資金の分散は避けられませんね。
ちなみに、ソラストはかつて「日本医療事務センター」という商号で、東証2部に上場していましたが、2012年にMBOを実施して上場廃止になったため、実質的には再上場という形になります。
▼ソラストIPOのBBスタンスとIPO評価の目次
ソラスト(東証一部IPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ソラスト |
コード | 6197 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | 野村証券 みずほ証券 大和証券 いちよし証券 岩井コスモ証券 SBI証券 マネックス証券 松井証券 |
上場日 | 6月29日 |
仮条件決定日 | 6月13日(1,270円~1,400円に決定) |
ブックビルディング期間 | 6月14日から6月20日まで |
公募価格決定日 | 6月21日(1,300円に決定) |
公募 | 0株 |
売出し | 9,835,000株 |
OA | 1,475,000株 |
吸収金額 | 143.6億円 |
想定価格 | 1,270円 |
ソラストIPOの事業内容
ソラストは、株式会社ソラスト及び連結子会社の株式会社技能認定振興協会と株式会社ハンズマンにより構成されており、医療関連受託事業や介護・保育事業等及びその他事業を展開しています。
また、ソラストは経営ビジョンとして、「ICTを活用しクオリティと生産性を飛躍的に高める、医療事務・介護のイノベーションリーダー」を目指すことを掲げています。
ちなみに、ICT(Information and Communication Technology)とは、ITの概念をさらに一歩進め、IT=情報技術に通信コミュニケーションの重要性を加味した言葉です。
「ソラストのICTは、やさしい。」 ~ソラストがICTで目指すもの~
ソラストIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ソラストIPOの業績は、成熟した企業らしく安定しているようですが、利益には若干のバラつきがあるようです。
ソラストのIPO評価
ソラストIPOは、規模が大きい(想定価格ベースで吸収金額143.6億円)うえに、公募株ゼロで売出株のみの再上場案件でもあるため、他のIPO銘柄に比べて厳しそうな印象です。
また、ソラストIPOはコメダ喫茶IPOとの同時上場ですが、コメダ喫茶IPOの方が知名度が高くて人気を集めそうな点も不安材料です。
よって、ソラストのIPO評価はDが妥当だと考えています。ソラストIPOは、公開価格を割れる可能性があるため、積極的に参加する必要はないと思います。
ソラストIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ソラストIPOのBB(ブックビルディング)スタンスは、基本的に不参加の方向ですが、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで必ず申し込みます。
ソラストIPOで当選を目指す場合は、主幹事のSMBC日興証券もとより、落選してもポイントが貰えるSBI証券と100%完全抽選のマネックス証券は押さえておきたいところです。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB不参加 |
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野村証券 | BB不参加 |
みずほ証券 | BB不参加 |
大和証券 | BB不参加 |
いちよし証券 | BB不参加 |
岩井コスモ証券 | BB不参加 |
SBI証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB不参加 |