TMH(280A)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の11月19日からスタートします。

TMHは半導体製造装置及びパーツの販売・修理や、越境ECサイト「LAYLA-EC」の運営などを行っています。

TMHの主幹事はSBI証券なので、IPOチャレンジポイントのボーダーラインなどについても話題になりそうです。

TMHのIPO評価とBBスタンス

TMH(東証グロース&福証Q-Board)のIPO基本情報

銘柄名TMH
コード280A(卸売業)
主幹事証券SBI証券
幹事証券(委託含む)野村證券
岡三証券
アイザワ証券
東洋証券
岩井コスモ証券
極東証券
西日本シティTT証券
広田証券
松井証券
マネックス証券
水戸証券
むさし証券
SBIネオトレード証券
岡三オンライン
上場日12月4日
仮条件決定日11月15日(1,400円~1,500円に決定)
※上限突破の可能性あり(1,120円~1,800円)
ブックビルディング期間11月19日から11月25日まで
公開価格決定日11月26日(1,500円に決定)
申込期間11月27日から12月2日まで
公募190,000株
売出し415,000株
OA90,700株
吸収金額10.4億円
時価総額53.3億円
想定価格1,500円→公開価格:1,500円
初値価格2,128円

SBI証券[旧イー・トレード証券]

TMH(280A)IPOの事業内容

TMHは半導体製造部品に特化した越境ECプラットフォーム「LAYLA-EC」等を利用した部品販売・修理サービスを行っています。

「LAYLA-EC」では、世界のサプライヤー200社超がサイトに登録し、現在では31.5万点超のアイテム点数が揃うプラットフォームにまで成長しています。また、顧客数においても国内半導体工場の登録工場数:50工場超、登録ユーザー数:700名超まで増加しています。(2024年9月30日現在)

LAYLA-EC

また、TMHはエンジニアリング力を活用した装置販売サービスも提供しています。20年以上のエンジニアリング経験を持つ技術営業人員が国内外のエンジニアリング会社やサプライヤーと協業することで、前工程を中心とした半導体製造装置に関して様々なソリューションを提供することが可能となっています。

装置販売サービス

TMH(280A)IPOの事業系統図

TMHの事業系統図

IPOによる手取金の使途

  1. 広告宣伝費
  2. 製造設備資金
  3. システム開発費用
  4. 採用費用および人件費

TMH(280A)IPOの業績

TMHの業績

(※画像クリックで拡大)

TMHの売上は今期になって急伸していて、利益もかなりバラついているものの、今期は黒字見込みになっています。

TMHのIPO評価

TMHは主幹事が個人投資家に人気のSBI証券で、規模(吸収金額10.4億円)も小さいため、需給面で注目されると思います。

ただ、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株(約64万株)が多く、公開か価格の1.5倍でロックアップが解除されるのは懸念材料です。

また、卸売業はIPOで人気とは言えず、半導体関連も地合いに左右されそうです。しかし、越境ECプラットフォーム「LAYLA-EC」は日本国内の半導体工場の50%以上が利用していることで関心を集めそうです。

よって、TMHのIPO評価はCが妥当だと考えています。TMH(280A)IPOは公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。

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TMH(280A)IPOの初値予想

TMH(280A)IPOの初値予想は、仮条件決定後(11月15日以降)に追記させていただきます。

1,950円 (想定価格比:+450円)

TMH(280A)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス

TMH(280A)IPOのBB(ブックビルディング)は前向きに参加するつもりです。主幹事のSBI証券だけでなく、マネックス証券松井証券などの平幹事も申し込む予定です。

TMH(280A)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SBI証券 (主幹事)BB参加
野村證券BB参加
岡三証券BB不参加
アイザワ証券口座なし
東洋証券ネット口座での取扱いなし
岩井コスモ証券BB参加
極東証券口座なし
西日本シティTT証券口座なし
広田証券口座なし
松井証券BB参加
マネックス証券BB参加
水戸証券口座なし
むさし証券BB不参加
SBIネオトレード証券BB参加
岡三オンラインBB参加


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