東京インフラ・エネルギー投資法人(9285)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の9月10日からスタートします。
インフラファンドIPOは、これまで4銘柄が新規上場していますが、一発目は上がるというアノマリー通りに第一弾のタカラレーベン・インフラ投資法人が公開価格を上回る初値を付けた以外は、全て公開価格を割れているため、東京インフラ・エネルギー投資法人もあまり注目されていないようです。
ちなみに、東証インフラファンドIPOは、一般的なIPOとは異なるので、初心者の方は注意して下さい。
東京インフラ・エネルギー投資法人(東証インフラファンドIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | 東京インフラ・エネルギー投資法人 |
コード | 9285 |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SMBC日興証券 |
上場日 | 9月27日 |
仮条件決定日 | 9月7日(97,000円~100,000円に決定) |
ブックビルディング期間 | 9月10日から9月13日まで |
公開価格決定日 | 9月14日(97,000円に決定) |
申込期間 | 9月18日から9月21日まで |
公募 | 43,400口 |
売出し | 0口 |
OA | 2,170口 |
吸収金額 | 45.6億円 |
時価総額 | 44.7億円 |
想定価格 | 100,000円→公開価格:97,000円 |
初値価格 | 92,600円 |
東京インフラ・エネルギー投資法人IPOの事業内容
東京インフラ・エネルギー投資法人は、再生可能エネルギー発電設備関連資産への投資を通じて、良質な投資機会を創出し、投資主価値を最大化するとともに、政府が掲げる再生可能エネルギー発電普及の目標達成及び地域社会活性化に貢献することを目指します。
東京インフラ・エネルギー投資法人は、太陽光発電のみならず、風力発電、バイオマス発電、水力発電、地熱発電(バイナリー発電を含みます。)も投資対象としています。ただ、投資割合の80%以上は太陽光発電設備等に係る再生可能エネルギー発電設備関連資産です。
東京インフラ・エネルギー投資法人は、メインスポンサーのアドバンテックをはじめ東京インフラホールディングス、あいおいニッセイ同和損害保険、NECネッツエスアイがスポンサーとして顔を揃えており、サポート会社としてMULエナジーインベストメントとJFEテクノスが名を連ねています。
東京インフラ・エネルギー投資法人IPOのポートフォリオ
(※画像クリックで拡大)
東京インフラ・エネルギー投資法人のIPO評価
東京インフラ・エネルギー投資法人は、そこそこの規模(吸収金額45.6億円)ですが、IPOラッシュ中の新規上場というだけでなく、SBIインシュアランスグループと極東産機との3社同時上場なので、資金分散の影響を受けそうです。
また、太陽光発電は目新しさに欠け、スポンサー陣もやや弱いため、かなり厳しいと思います。
よって、東京インフラ・エネルギー投資法人のIPO評価は、Dが妥当だと考えています。東京インフラ・エネルギー投資法人IPOの初値は、残念ながら公開価格を割れる可能性が高いと思います。
東京インフラ・エネルギー投資法人IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
東京インフラ・エネルギー投資法人IPOのBB(ブックビルディング)は見送るつもりです。ちなみに、東京インフラ・エネルギー投資法人IPOにネットから申し込めるのは、平幹事のSMBC日興証券のみです。
野村證券 (主幹事) | BB不参加 |
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SMBC日興証券 | BB不参加 |
管理人が利用しているIPOにオススメの証券会社