東和ハイシステム(4172)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の12月9日から開始されます。
東和ハイシステムは、歯科医院向けの歯科電子カルテ統合システムを開発しています。
東和ハイシステムは、IPOラッシュ終盤での3社同時上場になるので、資金分散や買い疲れの影響が気になりますね。
東和ハイシステム(東証ジャスダックIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | 東和ハイシステム |
コード | 4172(情報・通信業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 みずほ証券 SMBC日興証券 楽天証券 |
上場日 | 12月25日 |
仮条件決定日 | 12月7日(2,180円~2,300円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月9日から12月15日まで |
公開価格決定日 | 12月16日(2,300円に決定) |
申込期間 | 12月17日から12月22日まで |
公募 | 200,000株 |
売出し | 200,000株 |
OA | 60,000株 |
吸収金額 | 10億円 |
時価総額 | 47.3億円 |
想定価格 | 2,180円→公開価格:2,300円 |
初値価格 | 5,300円 |
東和ハイシステムIPOの事業内容
東和ハイシステムは、歯科医院向けの歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR-10i」を開発・販売しています。
「Hi Dental Spirit XR-10i」は、電子カルテ機能、レセプト機能に加え、インフォームドコンセント機能と歯科医院運営の利便性を高める来患分析等の各種アプリケーションを一元的に運用することができ、これをタブレット端末(iPad)と連携させて提供しています。
東和ハイシステムは、仕入先メーカーから機器等を仕入れ、自社が開発したシステムを搭載することで商品とし、これを歯科医院に納品・販売しています。
(※画像クリックで拡大)
東和ハイシステムは、2020年10月31日現在、西日本を中心とした23拠点に約100名の営業サポート社員を配置し、全国で3,135件の歯科医院に対し、専任の営業サポート担当社員が保守サービス等の「顔の見える」営業サポートを実践しています。
IPOによる手取金の使途
- クラウドを活用した新商品・サービスの開発費
- システムの利便性向上を目的にAI(人工知能)機能及びこれに付随したデータ分析・顔認証を活用したシステム開発費
- 社内デジタル化推進には、ハードウェア面の補強費用
- 社内ペーパーレス化推進の販売管理システム構築資金
- インフォームドコンセント機能の拡充
東和ハイシステムIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
東和ハイシステムIPOの業績は、やや頭打ちですが悪くはありませんね。
東和ハイシステムのIPO評価
東和ハイシステムは小型(吸収金額10億円)ですが、IPOラッシュ終盤でのSANEIとファンペップとの3社同時上場なので、それでも需給面にやや不安があります。
ただ、歯科医院向けの歯科電子カルテ統合システムは独自性があるため、事業面で一定の評価を得られそうです。
よって、東和ハイシステムのIPO評価は、Bが妥当だと考えています。東和ハイシステムIPOは、公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。
東和ハイシステムIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
東和ハイシステムIPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で臨む予定です。主幹事の野村證券をはじめ、SBI証券やSMBC日興証券
などの平幹事も全て申し込むつもりです。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
みずほ証券 | BB参加 |
SMBC日興証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
管理人が利用しているIPOにオススメの証券会社