トヨコー(341A)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週の3月12日から始まります。

トヨコーは「キレイに、未来へ」を実現するためにインフラメンテナンスのテクノロジー「SOSEI(ソセイ)」と「CoolLaser(クーレーザー)」を展開しています。

トヨコーはIPOラッシュ後半でのプログレス・テクノロジーズ ジャパンとの同時上場になるので、買い疲れや資金分散の影響を受けそうですね。

トヨコーIPOのBBスタンスとIPO評価

トヨコー(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名トヨコー
コード341A(建設業)
主幹事証券SMBC日興証券
幹事証券(委託含む)大和証券
みずほ証券
SBI証券
松井証券
マネックス証券
上場日3月28日
仮条件決定日3月11日(700円~730円に決定)
ブックビルディング期間3月12日から3月18日まで
公開価格決定日3月19日(730円に決定)
申込期間3月21日から3月26日まで
公募1,000,000株
(国内:820,400株
海外:179,600株)
売出し2,700,000株
(国内:2,215,100株
海外:484,900株)
OA555,000株
吸収金額29.8億円
(国内:25.1億円
海外:4.7億円)
時価総額91.2億円
想定価格700円→公開価格:730円
初値価格初値決定後に追記

SMBC日興証券 オンライントレード

トヨコーIPOの事業内容

トヨコーは高度経済成長期に造られて老朽化した多くの工場のスレート屋根を補修するために、SOSEI(ソセイ)事業を展開しています。

SOSEI工法は瞬間硬化する特殊な樹脂を老朽化した屋根上に吹き付け補強する工法です。

塗料の技術と樹脂の技術、二つの異なる化学分野を組み合わせ3層を吹き付ける独自のSOSEI工法は、特に老朽化してアスベストを含み水洗いができないスレート屋根を、樹脂によってまるごと封じ込め、「防水」「断熱」「補強」「防音」「結露対策」等の効果が得られ、コスト優位性もあるため累計100万㎡以上の施工実績があります。

また、トヨコーは光の力を使ってサビ・塗膜・有害物質を除去するCoolLaser(クーレーザー)事業も行っています。

高出力サビ取りレーザー施工装置CoolLaserは、これまで工場内部で切断工程や溶接工程に使われていた高出力レーザーをクリーニング用途に応用し、橋梁や鉄塔などの分厚いサビ・塗膜除去を行う事ができる技術になっています。

トヨコーIPOの事業系統図

トヨコーの事業系統図

IPOによる手取金の使途

  1. CoolLaser事業における応用開発(新型レーザーヘッドの開発やCoolLaserエントリーモデルの開発など)
  2. CoolLaser事業における新規拠点の設備投資費用
  3. 借入金返済

トヨコーIPOの業績

トヨコーの業績

(※画像クリックで拡大)

トヨコーIPOの売上は堅調に推移していて、利益も黒字転換する見込みとなっています。

トヨコーのIPO評価

トヨコーはIPOラッシュ終盤でのプログレス・テクノロジーズ ジャパンとの同時上場で、規模(吸収金額29.8億円)もそれなりにあるため、資金分散や買い疲れの影響を受けると思います。

ただ、トヨコーは欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されているので、海外への配分次第で状況も変化しそうです。

また、トヨコーは合計で3億円の親引けが予定されているので、その分規模は縮小されます。

インフラの老朽化は社会問題になっているため、事業面で一定の評価を得られそうですが、全体的に地味な印象は否めません。

よって、トヨコーのIPO評価はCが妥当だと考えています。トヨコーIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

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トヨコーIPOの初値予想

トヨコーIPOの初値予想は、仮条件決定後(3月11日以降)に追記させていただきます。

800円 (想定価格比:+100円)

トヨコーIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

トヨコーIPOのBB(ブックビルディング)は検討中です。ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで必ず申し込みます。

トヨコーIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SMBC日興証券 (主幹事)BB検討中
大和証券BB検討中
みずほ証券BB検討中
SBI証券BB参加
松井証券BB検討中
マネックス証券BB検討中


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