WDBココ(7079)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の12月9日から始まります。
WDBココは、安全性情報管理を中心に医薬品や医療機器の開発支援を行っていることで関心を集めているようです。
また、WDBココはAI insideとの同時上場になりますが、規模が小さいので資金分散の影響も限定的だと思います。
WDBココ(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | WDBココ |
コード | 7079 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | みずほ証券 いちよし証券 SBI証券 楽天証券 |
上場日 | 12月25日 |
仮条件決定日 | 12月6日(1,390円~1,530円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月9日から12月13日まで |
公開価格決定日 | 12月16日(1,530円に決定) |
申込期間 | 12月17日から12月23日まで |
公募 | 285,000株 |
売出し | 287,000株 |
OA | 85,800株 |
吸収金額 | 9.1億円 |
時価総額 | 31.8億円 |
想定価格 | 1,390円→公開価格:1,530円 |
初値価格 | 3,400円 |
WDBココIPOの事業内容
WDBココはCRO(開発業務受託機関)として、医薬品開発の各プロセスで発生する業務において、安全性情報管理業務を主軸とした様々な専門的なサービスを提供しています。
安全性情報管理サービスでは、国内外の臨床試験や医薬品の市販後に発生する安全性情報について、入力および評価案作成や報告書案作成等の支援業務サービスを提供しています。
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ドキュメントサポートサービスでは、医薬品開発の各段階で発生する様々な書類や、規制当局への上市の承認申請の際に必要な資料の品質保証、翻訳からCTD(日米EU3極共通の医薬品承認申請書式)と呼ばれる承認申請書の作成までの支援サービスを提供しています。
開発サポートサービスでは、新薬の承認後や適応追加後に実施される製造販売後調査において、調査を依頼する医薬機関との契約書類等の作成・管理代行業務、調査票の管理、調査関連文書のファイリング、コールセンター業務などのサービスを行っています。
臨床開発支援サービスでは、主に臨床試験におけるモニタリング業務を中心に臨床試験関連業務の支援サービスを提供しています。
WDBココIPOのサービスと医薬品開発の流れ
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また、WDBココはRPA等の自動化テクノロジーやICTを導入することにより、業務プロセスを継続的に最適化するための仕組みであるOPM(オプティマル・プロセス・マネジメント)の構築を進めています。
WDBココIPOの業績
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WDBココIPOの業績は右肩上がりで伸びていて、概ね好調そうですね。
WDBココのIPO評価
WDBココは、AI insideとの同時上場ですが、小型(吸収金額9.1億円)でVC(ベンチャーキャピタル)の保有株も見当たらないため、需給面はそれほど悪くないと思います。
しかし、WDBココはWDBホールディングス(2475)の子会社なので、親子上場になってしまう点はやや敬遠されるかもしれません。
また、医薬品開発の安全性情報管理サービスは社会的意義があり、業績が好調に推移していることからも注目されそうです。
よって、WDBココのIPO評価は、Bが妥当だと考えています。WDBココIPOは、公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。
WDBココIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
WDBココIPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で申し込む予定です。WDBココIPOの幹事団は少ないので、主幹事のSMBC日興証券をはじめ、SBI証券
や楽天証券などの平幹事も全て申し込むつもりです。
SMBC日興証券 | BB参加 |
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みずほ証券 | BB参加 |
いちよし証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
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