ワールド(3612)IPOのBB(ブックビルディング)が、明日(9月10日)から始まります。ワールドは再上場の大型IPOなので、かなり厳しそうな気配です。
ワールドは東証1部への新規上場が濃厚ですが、それでも今の地合いと規模の大きさを考えると、厳しいことに変わりないと思うので、険しい上場になりそうですね。
ワールド(東証1部IPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ワールド |
コード | 3612 |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 みずほ証券 SBI証券 カブドットコム証券 |
上場日 | 9月28日 |
仮条件決定日 | 9月10日(2,900円~3,200円に決定) |
ブックビルディング期間 | 9月11日から9月14日まで |
公開価格決定日 | 9月18日(2,900円に決定) |
申込期間 | 9月19日から9月25日まで |
公募 | 14,850,000株 (国内:10,227,000株 海外:4,623,000株) |
売出し | 1,833,000株 |
OA | 1,809,000株 |
吸収金額 | 671.3億円 |
時価総額 | 1,314.1億円 |
想定価格 | 3,630円→公開価格:2,900円 |
初値価格 | 2,755円 |
ワールドIPOの事業内容
ワールドは、ファッションに関る多彩なサービスや投資を展開する「総合ファッションサービスグループ」を目指して事業を展開しています。
ブランド事業では、アパレル・雑貨を問わず多様なチャネルに多様な価格帯で、56ブランド・2,488店舗(2018年3月末現在)を展開しています。
ワールドグループの主なブランドと店舗
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プラットフォーム事業では、ファッションビジネスに必要なサービスをワンストップで提供しています。
デジタル事業では、総合ファッションモール「FASHIONWALKER」や、ワールドグループのブランド公式サイト「ワールドオンラインストア」を運営しています。
また、ブランド事業の現場に裏打ちされた確かなITソリューションの開発・提供も行っています。
投資事業では、魅力的なブランドのグループ化、新しいファッション・サービス、テクノロジーへの投資を行っています。
ワールドIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ワールドIPOの業績は、概ね堅調に推移していて問題なさそうです。
ワールドのIPO評価
ワールドは、IPOで不人気の再上場案件で規模(吸収金額671.3億円)も大きいため、需給面で警戒されそうです。
また、ワールドの知名度は高いと思いますが、ファッション事業自体はIPOで人気とは言えません。
よって、ワールドのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。ワールドIPOの初値は、公開価格を割れる可能性が高いと予想しています。
ワールドIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ワールドIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。ただし、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込むつもりです。
野村證券 (主幹事) | BB不参加 |
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SMBC日興証券 | BB不参加 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB不参加 |
みずほ証券 | BB不参加 |
SBI証券 | BB参加 |
カブドットコム証券 | BB不参加 |
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