雪国まいたけ(1375)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の9月2日から始まります。雪国まいたけは、9月のIPO第一弾として注目されているようです。
ただ、雪国まいたけはIPOで不人気な再上場案件で規模も大きいため、需給面で警戒されそうですね。
雪国まいたけ(東証1部IPO)のIPO基本情報
銘柄名 | 雪国まいたけ |
コード | 1375(水産・農林業) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 大和証券 |
幹事証券(委託含む) | みずほ証券 SBI証券 楽天証券 |
上場日 | 9月17日 |
仮条件決定日 | 9月1日(2,000円~2,400円に決定) |
ブックビルディング期間 | 9月2日から9月8日まで |
公開価格決定日 | 9月9日(2,200円に決定) |
申込期間 | 9月10日から9月15日まで |
公募 | 0株 |
売出し | 17,672,700株 (国内:12,186,500株 海外:5,486,200株) |
OA | 2,650,800株 |
吸収金額 | 473.5億円 |
時価総額 | 928.5億円 |
想定価格 | 2,330円→公開価格:2,200円 |
初値価格 | 2,100円 |
雪国まいたけIPOの事業内容
雪国まいたけは社名からも分かる通り、まいたけを中心にエリンギ、ぶなしめじ、マッシュルームなど、きのこ類及びきのこ加工食品の生産・販売を行っています。
雪国まいたけは、まいたけの人工栽培に成功した後、まいたけの工業生産による安定的な生産・供給体制及び品質管理体制並びに小売事業者への直接販売を中心とした流通ルートの整備を図るとともに、そのノウハウをエリンギ・ぶなしめじの商品化に活かし、「きのこ総合企業」としての体制を確立しています。
雪国まいたけのきのこの生産及び商品の特徴
また、雪国まいたけはその他事業として、健康食品の製造(外部委託)及び販売、培地活性剤の製造及び販売、レストラン・物産館の運営なども行っています。
雪国まいたけIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
雪国まいたけIPOの業績は、概ね堅調に推移していて問題なさそうです。
雪国まいたけのIPO評価
雪国まいたけは想定価格ベースで吸収金額が473.5億円(売出株式のうちの一部が、欧州及びアジアを中心とする海外市場(ただし、米国及びカナダを除く。)の海外投資家に対して販売されることがあります。)と大きいだけでなく、公募株ゼロの売出株のみなので、VC(ベンチャーキャピタル)のイグジット案件として警戒されそうです。
また、雪国まいたけはIPOで人気になりにくい再上場(2015年6月に東証2部における上場を廃止)というのも懸念材料です。
ただ、株主優待(毎年3月末に100株保有かつ6ヶ月以上継続保有で3,000円相当の自社商品)が設定されている点は、プラス要素だと思います。
よって、雪国まいたけのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。雪国まいたけIPOは、初値が公開価格を割れる可能性もあると予想しています。
雪国まいたけIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
雪国まいたけIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。仮条件や地合い次第では、少しだけ参加するかもしれませんが、どちらかと言えば見送る可能性が高いですね。
ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込むつもりです。
SMBC日興証券 | 検討中 |
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大和証券 (主幹事) | 検討中 |
みずほ証券 | 検討中 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | 検討中 |
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