REIT(Real Estate Investment Trust)とは、不動産投資信託(不動産に投資をする投資信託)の略称です。REIT(リート)は、投資家から集めた資金で不動産に投資し、賃貸や売却などによって得られた利益を投資家に分配する仕組みになっています。
REIT(リート)の投資対象は、オフィスビル、物流施設、商業施設、ホテルやリゾート、住宅、インフラ施設などで、銘柄によって投資対象は異なります。
そして、このようなREIT(リート)が新規上場することをREIT(リート)IPOと呼びます。
ちなみに、2016年8月5日現在までに新規上場したREIT(リート)IPOは以下の通りです。
銘柄コード 銘柄名 | 上場日 | 公開価格 | 初値価格 | 利益 | 騰落率 |
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3466 ラサールロジポート 投資法人 | 2月17日 | 100,000円 | 105,000円 | 5,000円 | 5% |
3468 スターアジア 不動産投資法人 | 4月20日 | 100,000円 | 99,100円 | -900円 | -0.9% |
9281 タカラレーベン・ インフラ投資法人 | 6月2日 | 100,000円 | 109,900円 | 9,900円 | 9.9% |
3470 マリモ地方創生 リート投資法人 | 7月29日 | 92,000円 | 88,500円 | -3,500円 | -3.8% |
3471 三井不動産 ロジスティクス パーク投資法人 | 8月2日 | 270,000円 | 271,400円 | 1,400円 | 0.5% |
※騰落率={(初値価格-公開価格)÷公開価格}×100
※タカラレーベン・インフラ投資法人は、インフラファンドIPOなので、厳密に言うとREIT(リート)IPOではありませんが、参考までに掲載しています。
REIT(リート)IPOは上記の通り、初値が公開価格付近で決まることが多いです。この点が、通常のIPOとの大きな違いですね。
また、REIT(リート)IPOは通常のIPOと比べて規模が大きいのも特徴の一つです。REIT(リート)IPOは規模が大きいだけに当選しやすいですが、初値での大きな利益は望めません。
よって、通常のIPOのように初値売りで利益を得ようと思っている方や、初心者の方は注意が必要です。
ちなみに、SMBC日興証券はネットからREIT(リート)IPOに申し込める数少ない証券会社です。私も実際に何度も当選したことがあるので、REIT(リート)IPOに参加したい方にはオススメです。
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