Chordia Therapeutics(190A)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の5月30日から開始されます。
Chordia Therapeutics(コーディアセラピューティクス)は次世代の抗がん薬を開発しているバイオベンチャーです。
Chordia Therapeuticsは昨年(2023年)の9月に新規上場する予定を中止していたため、仕切り直しての新規上場になるので、今度こそ無事に上場日を迎えてほしいですね。
Chordia Therapeutics(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | Chordia Therapeutics |
コード | 190A(医薬品) |
主幹事証券 | SBI証券 |
幹事証券(委託含む) | 野村證券 みずほ証券 あかつき証券 岩井コスモ証券 岡三証券 極東証券 東洋証券 広田証券 松井証券 丸三証券 水戸証券 楽天証券 SBIネオトレード証券 岡三オンライン |
上場日 | 6月14日 |
仮条件決定日 | 5月28日(143円~153円に決定) ※上限突破の可能性あり(115円~183円) |
ブックビルディング期間 | 5月30日から6月5日まで |
公開価格決定日 | 6月6日(153円に決定) |
申込期間 | 6月7日から6月12日まで |
公募 | 9,100,000株 (国内:8,087,600株 海外:1,012,400株) |
売出し | 0株 |
OA | 1,365,000株 |
吸収金額 | 16億円 (国内:14.5億円 海外:1.5億円) |
時価総額 | 100.3億円 |
想定価格 | 153円→公開価格:153円 |
初値価格 | 255円 |
Chordia Therapeutics(190A)IPOの事業内容
Chordia Therapeuticsは、新規抗がん薬が市販されることを目指して研究開発を行っています。
主要な事業としては、医療ニーズの高いがん領域で新しい作用を有する低分子の医薬品を研究開発しています。
近年、最新の研究によって、RNA制御ストレスががんの新たなホールマーク(特徴)として認識されるようになりました。
Chordia Therapeuticsは、このRNA制御ストレスに注目して低分子医薬品の研究開発を行っており、当領域におけるリーディングカンパニーを目指して、新しい抗がん薬の研究開発を行っています。
Chordia Therapeuticsは現在、2つの臨床パイプライン(CLK阻害薬、MALT1阻害薬)に加えて、1つの前臨床研究段階のパイプライン(CDK12阻害薬)、探索研究段階のパイプライン2つ(GCN2阻害薬、新規パイプライン)、合計5つのパイプラインを保有しています。
そのうちMALT1阻害薬は全世界での開発及び商用化の権利について小野薬品工業株式会社とライセンス契約を締結していますが、その他のパイプラインは全世界での権利をChordia Therapeuticsが有しています。
Chordia Therapeuticsのパイプライン
Chordia Therapeuticsは、2020年12月に小野薬品工業株式会社との間で全世界におけるCTX-177の独占的ライセンス契約を締結しており、この契約に基づいて現在までに契約一時金及び開発マイルストンとして33億円を受け取っています。
今後、開発が順調に進んだ場合には、さらなる開発マイルストン収入を受け取るだけでなく、申請・承認された後で販売マイルストン収入やロイヤリティ収入を受け取る事ができます。
IPOによる手取金の使途
- 当社が自社で臨床試験を実施している抗がん薬化合物CTX-712(CLK阻害薬であり、現時点での主要適応がん種は、急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群および卵巣がん)にかかる開発業務委託費用に充当
Chordia Therapeutics(190A)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
前回新規上場しようとした時は黒字見込みのタイミングでしたが、今回は再び赤字に転落しています。
Chordia TherapeuticsのIPO評価
Chordia Therapeuticsは売出し株ゼロの公募株のみで、規模(吸収金額16億円)もさほど大きくないため、需給面は悪くありません。
また、欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されています。
さらに、武田薬品工業に2億円、メディパルホールディングスに2億円、New Life Science1号投資事業有限責任組合に5千万円の計4.5億円の親引けが予定されているため、規模はさらに小さくなりそうです。
ただ、次世代の抗がん薬の開発は社会的意義あり、個人的にも応援したいですが、それでも赤字のバイオベンチャーということで警戒されそうです。
よって、Chordia TherapeuticsのIPO評価はDが妥当だと考えています。
Chordia Therapeutics(190A)IPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。
Chordia Therapeutics(190A)IPOの初値予想
Chordia Therapeutics(190A)IPOの初値予想は、仮条件決定後(5月28日以降)に追記させていただきます。
153円 (想定価格比:±0円)
(※大手予想会社の初値予想:160円~180円)
↓(上場直前の初値予想)
148円 (公開価格比:-5円)
(※大手予想会社の初値予想最終版:153円)
Chordia Therapeutics(190A)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
Chordia Therapeutics(190A)IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ主幹事のSBI証券だけ申し込むつもりです。
SBI証券 | BB参加 |
---|---|
野村證券 | BB検討中 |
みずほ証券 | BB検討中 |
あかつき証券 | 口座なし |
岩井コスモ証券 | BB検討中 |
岡三証券 | BB不参加 |
極東証券 | 口座なし |
東洋証券 | ネット口座での取扱いなし |
広田証券 | 口座なし |
松井証券 | BB検討中 |
丸三証券 | 口座なし |
水戸証券 | 口座なし |
楽天証券 | BB検討中 |
SBIネオトレード証券 | BB検討中 |
岡三オンライン | BB検討中 |
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