ステムリム(4599)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週の25日からスタートします。ステムリムは、再生医療というテーマ性で関心を集めているようです。

ただし、ステムリムはIPOで不人気な赤字のバイオ企業で規模も大きいため、需給面で警戒されそうですね。

ステムリム

ステムリム(東証マザーズIPO)のIPO基本情報

銘柄名ステムリム
コード4599
主幹事証券SMBC日興証券
幹事証券(委託含む)大和証券
野村證券
みずほ証券
SBI証券
いちよし証券
岡三証券
楽天証券
西村証券
岡三オンライン証券
上場日8月9日
仮条件決定日7月24日(1,000円~1,700円に決定)
ブックビルディング期間7月25日から7月31日まで
公開価格決定日8月1日(1,000円に決定)
申込期間8月2日から8月7日まで
公募6,000,000株→8,100,000株
(国内:6,110,700株
海外:1,989,300株)
売出し2,400,000株→300,000株
(国内:226,300株
海外:73,700株)
OA1,260,000株
吸収金額294.6億円
時価総額1,533.6億円
想定価格3,050円→公開価格:1,000円
初値価格930円

SMBC日興証券 オンライントレード

ステムリムIPOの事業内容

ステムリムは、生きた細胞や組織を用いることなく、医薬品の投与のみによって、再生医療と同等の治療効果を得られる「再生誘導医薬」の研究・開発を主たる事業として展開しています。

再生誘導医薬品は、生きた細胞製剤では難しい安定した品質による迅速な再生医療を実現する製品供給が可能となることから、広く普及可能な新しい再生医療となり得る存在です。

ステムリムの再生誘導医療

また、再生誘導医薬は薬が患部に直接作用するのではなく、骨髄や血液などに存在する幹細胞に作用するため、従来の医療では治療困難であった疾患を治療のターゲットとすることが可能となります。

再生誘導医薬の適応症として期待される疾患領域

ステムリムIPOの業績

ステムリムの業績

(※画像クリックで拡大)

ステムリムIPOの業績は、バイオ企業らしく予想通りの赤字で、今期も厳しそうですね。

ステムリムのIPO評価

ステムリムは、今のところ8月唯一のIPOですが、規模(吸収金額294.6億円)が大きくて、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も多い点が懸念材料です。

また、ステムリムは赤字のバイオ企業なので、業績面でも警戒されると思います。ただ、ステムリムの再生誘導医薬は再生医療というテーマ性で一定の評価を得られそうです。

よって、ステムリムのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。ステムリムIPOの再生誘導医薬は、個人的にも応援したいところです。しかし、初値は公開価格を割れる可能性が高いと予想しています

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ステムリムIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

ステムリムIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところSBI証券のIPOチャレンジポイント狙いのみの予定です。ただ、最終的な判断は仮条件が決まってから考えたいと思います。

ちなみに、ステムリムIPOは当選枚数が比較的多いので、主幹事のSMBC日興証券ならかなりチャンスがありそうですね。

ステムリムIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SMBC日興証券 (主幹事)BB不参加
大和証券BB不参加
野村證券BB不参加
みずほ証券BB不参加
SBI証券BB参加
いちよし証券BB不参加
岡三証券BB不参加
楽天証券BB不参加
西村証券口座なし
岡三オンライン証券BB不参加

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