インフォメティスIPOのBBスタンスとIPO評価！仕切り直しIPO | IPO初値予想 IPO株ビギナーの投資日誌

インフォメティス（281A）IPOのBB（ブックビルディング）が、今週の11月21日から始まります。

インフォメティスはエネルギー×AIをコア技術に、エネルギー最適化ソリューションを提供しています。

インフォメティスは2022年4月に新規上場する予定でしたが、その後に新規上場を中止していたので、仕切り直しての新規上場になります。

インフォメティス（東証グロースIPO）のIPO基本情報

銘柄名	インフォメティス
コード	281A（情報・通信業）
主幹事証券	みずほ証券
幹事証券（委託含む）	SBI証券楽天証券東海東京証券岡三証券松井証券マネックス証券あかつき証券岩井コスモ証券東洋証券岡三オンライン
上場日	12月9日
仮条件決定日	11月19日（890円～1,080円に決定）
ブックビルディング期間	11月21日から11月27日まで
公開価格決定日	11月28日
申込期間	11月29日から12月4日まで
公募	600,000株
売出し	1,861,600株
OA	369,200株
吸収金額	30.6億円
時価総額	52.5億円
想定価格	1,080円→公開価格：1,080円
初値価格	初値決定後に追記

インフォメティスは脱炭素やGXに取り組む企業向けに、エナジー・インフォマティクス事業を展開しています。

エナジー・インフォマティクス事業は、エネルギー関連データを独自のAIで解析し、省エネルギーと快適生活の実現をするスマート・リビングサービスと、エネルギーの運用効率の最適化を実現するエネルギー・マネジメントサービスをSaaS型で提供しています。

スマート・リビングサービスでは、電力消費者側の行動変容による電力利用効率の最適化を目的として、電力消費者にサービスや設備を直接提供している賃貸事業者、ハウスメーカー及び住宅設備商社に向けて、AI＋IoT住宅サービス（電力の見える化サービス）や設備の遠隔制御サービスなどを提供しています。

具体的なサービスとしては、「ienowa(イエノワ)」と「enenowa(エネノワ)」を提供しており、家電による電気の使用や太陽光の発電、蓄電池の充放電などの家庭における電力の流れを電力消費者に向けてわかりやすく見える化し、「家電のつけっぱなし」や「電気の使い過ぎ」などを通知しています。

エネルギー・マネジメントサービスでは、自社の数理最適化AI技術を活用し、EV(電気自動車)の利用も含めた家庭の電気の使用状況やPV(太陽光発電)の発電状況、天気予報などの情報をAIが分析・予測し、蓄電池やEVの充電・放電を自動でコントロールし、家庭のエネルギーの使い方を最適化しています。

（※画像クリックで拡大）

前回新規上場しようとした時は完全な赤字でしたが、今回は黒字化が見えている段階なので、前回よりも印象は良いですね。

インフォメティスの規模は前回よりも小さく（吸収金額49.4億円→吸収金額30.6億円）なっていますが、それでもやや重く、大半が投資ファンド（ジャフコ）の売出し株なので、需給面に不安があります。

また、前回は欧州及びアジアを中心とする海外市場（米国及びカナダを除く）への販売も予定されていましたが、今回は海外への販売がなくなっているのも少し気になります。

AIによるエネルギー最適化は今後も需要が見込め、業績も黒字化が見えているため、事業面では一定の評価が得られそうです。

よって、インフォメティスのIPO評価はCが妥当だと考えています。インフォメティスIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

インフォメティスIPOの初値予想は、仮条件決定後（11月19日以降）に追記させていただきます。

1,080円（想定価格比：±0円）

インフォメティスIPOのBB（ブックビルディング）は検討中です。ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込みます。