IPOは、新型コロナウイルスの影響で地合いが記憶にないほど悪化したため、3月になって初値の公開価格割れが続出し、4月に新規上場する予定だったIPOもほぼ全て上場中止に追い込まれてしまいました。
まさに、誰もIPOに見向きもしない雰囲気に包まれていましたが、ここにきてようやく資金が回ってきているようです。
関通(9326)の株価チャート(4月17日)
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関通(9326)は3月19日にIPO新規上場し、公開価格の490円を大きく上回る1,032円という高い初値を付け、その後も引きこもり銘柄として人気を集め、昨日はストップ高で取引を終えています。
松屋アールアンドディ(7317)の株価チャート(4月17日)
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4月唯一のIPOとなった松屋アールアンドディ(7317)は、初値(838円)が公開価格(910円)を割れてしまいましたが、その後は順調に値を上げ、昨日は関通と同様にストップ高で取引を終えています。
サイバーセキュリティクラウド(4493)の株価チャート(4月17日)
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サイバーセキュリティクラウド(4493)は、3月のIPOの中で最も期待されていた銘柄ですが、新型コロナウイルスの影響で予想されていたほどの高い初値は付きませんでした。
しかし、その後は当初の期待を裏付けるかのように値を上げ続け、昨日は関通と松屋アールアンドディと同じくストップ高で取引を終えました。
私は残念なことにどれにも乗れていませんが、IPOに資金が回り始めてホッとしています。IPOは、しばらく新規上場がないので、来週以降もこれら直近のIPOに注目ですね。
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