MFS(196A)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週の6月6日から開始されます。
MFSはオンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」とオンライン不動産投資サービス「INVASE(インベース)」を運営しています。
MFSはIPOラッシュ終盤での新規上場になるので、資金分散や買い疲れの影響が気になりますね。
MFS(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | MFS |
コード | 196A(その他金融業) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 みずほ証券 マネックス証券 |
幹事証券(委託含む) | 野村證券 SBI証券 東海東京証券 楽天証券 松井証券 中銀証券 DMM.com証券 |
上場日 | 6月21日 |
仮条件決定日 | 6月5日(370円~400円に決定) |
ブックビルディング期間 | 6月6日から6月12日まで |
公開価格決定日 | 6月13日(400円に決定) |
申込期間 | 6月14日から6月19日まで |
公募 | 2,700,000株 (国内:1,775,800株 海外:924,200株) |
売出し | 1,624,200株 (国内:1,068,300株 海外:555,900株) |
OA | 648,600株 |
吸収金額 | 19.9億円 (国内:14億円 海外:5.9億円) |
時価総額 | 36.3億円 |
想定価格 | 400円→公開価格:400円 |
初値価格 | 368円 |
MFS(196A)IPOの事業内容
MFSは「住宅ローンを必要とする全ての人が、最も有利な条件で借り入れ、借り換えできる」世界の実現を目指して、住宅ローン及び不動産投資用ローンの媒介、投資用不動産の媒介を主な事業として行っています。
モゲチェック事業では、ウェブサービス及びスマートフォン向けアプリ「モゲチェック」を通じて、住宅購入予定者に対する住宅ローンの媒介をしています。
ちなみに、「モゲチェック」とは住宅ローンを指す英単語「モーゲージ(mortgage)」とチェックからなる造語です。
「モゲチェック」の⽉次の会員数および四半期ごとの住宅ローン審査の申し込み数は順調に増加しています。
INVASE事業では、ウェブサービス及びスマートフォン向けアプリ「INVASE(インベース)」を通じて、投資用物件購入予定者及び投資用物件保有者に対する不動産投資用ローンの媒介、投資用物件購入予定者に対する投資用不動産物件の紹介、不動産会社に対する投資用物件購入予定者の紹介等を行っています。
「INVASE(インベース)」の会員数は右肩上がりで順調に伸びています。
IPOによる手取金の使途
- 人材への投資
- マーケティングへの投資
MFS(196A)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
MFSの売上は理想的な右肩上がりですが、利益はまだ赤字ですね。ただ、赤字はかなり縮小していて、そろそろ黒字転換しそうなので、今後に期待です。
MFSのIPO評価
MFSの規模(吸収金額19.9億円)はやや大きめですが、欧州およびアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されているので、規模は今より縮小されそうです。
しかし、VC(ベンチャーキャピタル)の売出し株が多いため、イグジット(出口)IPOということで警戒されるかもしれません。
また、VCの保有株も多く、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されるのも懸念材料です。
ただ、手の出しやすい価格になっているのはプラス要素です。
さらに、業績が赤字というのも気掛かりですが、「モゲチェック」は知名度があり、マイナス金利解除で住宅金利にも関心が集まっているため、それでも事業面でそれなりに注目されそうです。
よって、MFSのIPO評価はCが妥当だと考えています。MFS(196A)IPOは公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。
MFS(196A)IPOの初値予想
MFS(196A)IPOの初値予想は、仮条件決定後(6月5日以降)に追記させていただきます。
420円 (想定価格比:+20円)
(※大手予想会社の初値予想:400円~500円)
MFS(196A)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
MFS(196A)IPOのBB(ブックビルディング)はそれなりに参加するつもりです。主幹事のSMBC日興証券、みずほ証券、マネックス証券を中心に申し込む予定です。
SMBC日興証券 | BB参加 |
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みずほ証券 (主幹事) | BB参加 |
マネックス証券 (主幹事) | BB参加 |
野村證券 | BB検討中 |
SBI証券 | BB参加 |
東海東京証券 | BB不参加 |
楽天証券 | BB検討中 |
松井証券 | BB検討中 |
中銀証券 | 口座なし |
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