和心(9271)IPOのBB(ブックビルディング)が、明日(3月13日)から開始されます。和心は、マザーズの小型IPOということで注目されているようです。
また、和心IPOはアズ企画設計IPOとの同時上場ですが、どちらも小型なのでさほど心配する必要はないと思います。
ただ、前日に上場するアジャイルメディア・ネットワークIPOが初日値付かずになると、3社同時上場になってしまうため、やや影響を受ける可能性はあります。
和心(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | 和心 |
コード | 9271 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 野村證券 極東証券 マネックス証券 エース証券 エイチ・エス証券 |
上場日 | 3月29日 |
仮条件決定日 | 3月12日(1,620円~1,700円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月13日から3月19日まで |
公開価格決定日 | 3月20日(1,700円に決定) |
申込期間 | 3月22日から3月27日まで |
公募 | 290,000株 |
売出し | 114,000株 |
OA | 60,600株 |
吸収金額 | 7.5億円 |
時価総額 | 44.6億円 |
想定価格 | 1,620円→公開価格:1,700円 |
初値価格 | 4,555円 |
和心IPOの事業内容
和心は、「日本のカルチャーを世界へ」を経営理念に掲げ、和装小物の販売及び着物レンタル事業を展開しています。
モノ事業では、企画やザインから製造及び販売までを自社で徹底して管理する製造小売業、いわゆるSPAの事業形態を取っており、「かんざし屋wargo」「北斎グラフィック」など6ブランドの商品を、4業態44店舗(平成29年12月31日時点)で展開しています。
また、OEM事業ではクールジャパンの筆頭に挙げられるサブカルチャーコンテンツを手掛ける企業を主要取引先として、シルバーアクセサリー、かんざし、傘、箸などの幅広い商材を提案しています。
コト事業では、「きものレンタルwargo」の業態で京都をはじめ国内の主要都市や観光地に11店舗(平成29年12月31日時点)を出店するほか、ECサイトからも着物レンタルを提供しています。
和心IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
和心IPOの売上は綺麗な右肩上がりで、利益も急激に伸びているため、今後にも期待できそうです。
和心のIPO評価
和心は、規模(吸収金額7.5億円)が小さくて、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も見当たらないため、需給面で人気を集めると思います。
また、和装小物の販売及び着物レンタル事業は、インバウンドというテーマ性でも注目されそうです。
よって、和心のIPO評価は、Aが妥当だと考えています。和心は、IPOで人気化しにくい小売セクターという点を除けば、初値高騰の条件が揃っているので、公開価格の1.5倍以上の高い初値が付くと予想しています。
和心IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
和心IPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で申し込む予定です。主幹事のSMBC日興証券はもちろんのこと、SBI証券やマネックス証券などの平幹事にもしっかりと申し込みたいと思います。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
野村證券 | BB参加 |
極東証券 | 口座なし |
マネックス証券 | BB参加 |
エース証券 | 口座なし |
エイチ・エス証券 | BB参加 |
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