室町ケミカル(4885)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の2月8日から開始されます。
室町ケミカルは、ジャスダックの地味めなIPOなので、今のところあまり注目されていないようです。
また、室町ケミカルはcolyとの同時上場というだけでなく、前日に新規上場するアピリッツが初日値付かずになると、3社同時上場になってしまうので、ますます影が薄くなりそうですね。
室町ケミカル(東証ジャスダックIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | 室町ケミカル |
コード | 4885(医薬品) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | FFG証券 みずほ証券 SBI証券 大和証券 楽天証券 岡三証券 岡三オンライン証券 DMM.com証券 |
上場日 | 2月26日 |
仮条件決定日 | 2月4日(770円~820円に決定) |
ブックビルディング期間 | 2月8日から2月15日まで |
公開価格決定日 | 2月16日(820円に決定) |
申込期間 | 2月17日から2月22日まで |
公募 | 970,000株 |
売出し | 500,000株 |
OA | 220,500株 |
吸収金額 | 13億円 |
時価総額 | 29.8億円 |
想定価格 | 770円→公開価格:820円 |
初値価格 | 1,424円 |
室町ケミカルIPOの事業内容
室町ケミカルは1917年(大正6年)に売薬の製造販売を目的として設立され、医薬品・健康食品・化学品の3つの事業を軸に、長年培ってきた化学技術を核とした技術を活かしながら、製品・サービスを提供しています。
医薬品事業では、中国、インド、オランダなどの原薬メーカー等から国内の製薬会社や医薬品商社の求める原薬を調達するほか、自社での原薬合成、原薬の異物除去や精製などの加工を行い販売しています。
健康食品事業では、主にスティックゼリータイプの健康食品の企画・製造を行っています。
化学品事業では、国内外のメーカーから様々な性能のイオン交換樹脂や分離膜を仕入れ販売するほか、用途に合わせて洗浄や加工などを行い、主に国内の化学メーカーや機械メーカー、商社などへ販売しています。
室町ケミカルIPOの事業系統図
IPOによる手取金の使途
- 現在計画している原薬の製造設備導入
- 借入金の返済
室町ケミカルIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
室町ケミカルIPOの業績は、やや頭打ちといった感もありますが、概ね堅調そうです。
室町ケミカルのIPO評価
室町ケミカルはどちらかと言えば小型(吸収金額13億円)ですが、colyとの同時上場というだけでなく、前日に新規上場するアピリッツを含む3社同時上場になる可能性もあるため、需給面が良好とは言い切れません。
また、医薬品や健康食品事業もIPOで人気とは言えず、全体的に地味な印象は拭えません。
よって、室町ケミカルのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。室町ケミカルIPOは、公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。
室町ケミカルIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
室町ケミカルIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加するつもりです。主幹事の野村證券をはじめ、IPO幹事常連のSBI証券や、100%平等抽選の楽天証券などにも申し込む予定です。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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FFG証券 | 口座なし |
みずほ証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
大和証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
岡三証券 | BB参加 |
岡三オンライン証券 | BB参加 |
DMM.com証券 | BB参加 |
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