Veritas In Silico(130A)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の1月24日から始まります。
Veritas In Silico(ウェリタス イン シリコ)IPOは製薬会社との協業を通じてメッセンジャーRNA(mRNA)を標的とした低分子創薬に取り組んでいるバイオベンチャーです。
ちなみに、Veritas In Silicoは証券コードに130Aと英文字が入る初めてのIPOになります。
Veritas In Silico(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | Veritas In Silico |
コード | 130A(医薬品) |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券(委託含む) | SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 楽天証券 松井証券 あかつき証券 マネックス証券 auカブコム証券 |
上場日 | 2月8日 |
仮条件決定日 | 1月23日(800円~1,000円に決定) |
ブックビルディング期間 | 1月24日から1月30日 |
公開価格決定日 | 1月31日(1,000円に決定) |
申込期間 | 2月1日から2月6日まで |
公募 | 800,000株 (国内:483,800株 海外:316,200株) |
売出し | 0株 |
OA | 120,000株 |
吸収金額 | 10.3億円 (国内:6.8億円 海外:3.5億円) |
時価総額 | 70.6億円 |
想定価格 | 1,120円→公開価格:1,000円 |
初値価格 | 2,001円 |
Veritas In Silico(130A)IPOの事業内容
Veritas In Silicoは、インシリコRNA構造解析技術をはじめとしたデジタル技術(informatics)と創薬技術(biology)を統合した創薬プラットフォーム「ibVIS®(アイビス)」を活用したmRNA標的低分子創薬を主事業としており、製薬会社との共同創薬研究を通じて、mRNA標的低分子医薬品の創出に取り組んでいます。
また、Veritas In Silicoは将来の事業の多角化のため、インシリコRNA構造解析技術を応用した各種RNA関連創薬の取り組みも開始しています。
Veritas In Silicoは、より多くのmRNA標的低分子医薬品を迅速に社会に届けるため、製薬会社の幅広いニーズに応える汎用性の高いibVISⓇプラットフォームを武器として、複数の製薬会社と多数の共同創薬プロジェクトを同時に進行させるプラットフォーム型のビジネスを展開しています。
ちなみに、現在は共同創薬研究のパートナー4社(東レ株式会社、塩野義製薬株式会社、ラクオリア創薬株式会社、武田薬品工業株式会社)とのプロジェクトが進捗しています。
同創薬研究中のパートナー4社との契約にもとづき、短期的(創薬研究期間中)には17.8億円(このうち5.5億円は取得済)の研究支援金又は研究マイルストーン、中期的(開発期間中)には80.5億円の開発マイルストーンを事業収益として獲得する可能性があります。
さらに、医薬品が上市した場合には、長期的(販売期間中)に1桁台前半パーセントのロイヤリティ及び販売額に応じたマイルストーン収入(最大1,050億円)が見込まれます。
ただし、東レの場合には、医薬品候補化合物の権利は東レとVeritas In Silicoで共有することになっているため、化合物の持分に応じた収益を受領することになります。
IPOによる手取金の使途
- 研究開発費
- 設備投資資金
- 運転資金
Veritas In Silico(130A)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
Veritas In Silico(130A)IPOの収益は急伸していますが、利益は今のところ連続赤字です。ただ、今期は黒字を見込んでいるようです。
Veritas In SilicoのIPO評価
Veritas In Silicoはグロース市場への単独上場で、規模(吸収金額10.3億円)も小さいため、需給面で注目されると思います。
また、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株が約233万株もありますが、価格による解除条項なしで90日間のロックアップが掛かっているため、上場時の売り圧力にはなりません。
さらに、メッセンジャーRNA(mRNA)を標的とした低分子創薬にも社会的意義が感じられるため、事業面でも一定の評価を得られそうです。
しかし、今期の業績は黒字見込みながら今のところ連続赤字なので、IPOで不人気な赤字のバイオベンチャーというのが気掛かりです。
よって、Veritas In SilicoのIPO評価はDが妥当だと考えています。Veritas In Silico(130A)IPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。
Veritas In Silico(130A)IPOの初値予想
Veritas In Silico(130A)IPOの初値予想は、仮条件決定後(1月23日以降)に追記させていただきます。
1,000円 (想定価格比:-120円)
(※大手予想会社の初値予想第一弾:1,220円~1,450円)
(※大手予想会社の初値予想第二弾:1,000円~1,200円)
Veritas In Silico(130A)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
Veritas In Silico(130A)IPOのBB(ブックビルディング)は検討中です。仮条件や地合いによって参加するかどうか決めるつもりです。
みずほ証券 (主幹事) | BB検討中 |
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SMBC日興証券 | BB検討中 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB検討中 |
楽天証券 | BB検討中 |
松井証券 | BB検討中 |
あかつき証券 | 口座なし |
マネックス証券 | BB検討中 |
auカブコム証券 | BB検討中 |
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