アルファパーチェス(7115)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週末の12月9日から始まります。
アルファパーチェスはモノ(資材・間接材)とサービスを効率的に低コストで購入できるサービス・仕組みを提供しています。
アルファパーチェスはIPOラッシュ終盤での3社同時上場なので、資金分散や買い疲れの影響を受けそうですね。
アルファパーチェス(東証スタンダードIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | アルファパーチェス |
コード | 7115(卸売業) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 楽天証券 マネックス証券 |
上場日 | 12月26日 |
仮条件決定日 | 12月8日(850円~880円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月9日から12月15日 |
公開価格決定日 | 12月16日(880円に決定) |
申込期間 | 12月19日から12月22日まで |
公募 | 1,000,000株 |
売出し | 1,000,000株 |
OA | 300,000株 |
吸収金額 | 19.6億円 |
時価総額 | 78.8億円 |
想定価格 | 850円→公開価格:880円 |
初値価格 | 869円 |
アルファパーチェスIPOの事業内容
アルファパーチェスはインターネットを活用し、企業が日常的に購入する消耗品の発注から納入までを効率化するMRO(Maintenance Repair and Operations)事業を展開しています。
MRO商品は、その種類が極めて多い割に購入量は少なく、単価も安い、典型的なロングテール(多品 種・少量・少額)型の商品であり、その購買に最適なITプラットフォームを提供しています。
また、アルファパーチェスは商業施設の内外装のほか、設備機器の新築、改装、修 繕、清掃および運営支援並びに工事用建材を各店舗の工事日程にあわせて提供するFM(Facility Management)事業も行っています。
アルファパーチェスは顧客に代わって「店舗・施設」のライフサイクルにおける様々な「建築資材・設備の購買」を管理することで、 店舗空間の状態の把握と適切な管理をサポートし、来店される方にとって価値ある快適な空間を提供しています。
アルファパーチェスは全国1,600拠点(2022年9月30日時点)の修繕・保守・清掃のパートナーと連携した全国ネットワークを活用し、日常のメンテナンスのみならず緊急対応を24時間365日体制で対応しています。
さらに、アルファパーチェスはその他事業として、2014年1月に分社して設立したATC株式会社において、自社向けのITシステム開発、運用によって培った技術、ノウハウを外販しています。
アルファパーチェスIPOの事業系統図
IPOによる手取金の使途
- MRO事業の新規顧客開拓に寄与する次世代クラウド版受発注システムであるAPMROの開発
- 商品データベース等の既存のITシステムのクラウド環境への移行による性能、セキュリティ対応、BCP対応などの強化
- 既存電子商取引のメニューでは売買できない、価格未定、納期未定、仕様未定などの欠落情報のある商品を顧客と仕入先(サプライヤー)との対話を通じて取引させる新たなクラウド上のプラットフォーム構築による新たな取引需要の取り込みを目的としたソフトウエア資産に係る設備投資資金
アルファパーチェスIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
アルファパーチェスIPOの業績は概ね堅調に推移しているようです。
アルファパーチェスのIPO評価
アルファパーチェスはアップコンとダイワ通信との3社同時上場で、規模(吸収金額19.6億円)もそれなりにあり、親子上場(アスクル(2678)の子会社)でもあるため、需給面にやや不安があります。
また、卸売セクターもIPOで人気とは言えず、事業内容も地味な印象は否めませんが、業績は堅調なので、それでも一定の評価を得られそうです。
よって、アルファパーチェスのIPO評価はCが妥当だと考えています。アルファパーチェスIPOは公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。
アルファパーチェスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
アルファパーチェスIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加するつもりです。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
アルファパーチェスIPOはコンパクトな幹事団になっているので、当選を狙うなら全てに申し込むのがベストだと思います。
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