アソインターナショナル(9340)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の12月8日からスタートします。
アソインターナショナルは矯正専門の歯科技工所のパイオニアとして、矯正用歯科技工物の製造・販売などを行っています。
アソインターナショナルはIPOラッシュ中でのGENOVAとの同時上場になるので、需給面にやや不安がありますね。
アソインターナショナル(東証スタンダードIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | アソインターナショナル |
コード | 9340(サービス業) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | 野村證券 みずほ証券 SBI証券 東海東京証券 楽天証券 SBIネオトレード証券 |
上場日 | 12月23日 |
仮条件決定日 | 12月7日(835円~870円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月8日から12月14日 |
公開価格決定日 | 12月15日 |
申込期間 | 12月16日から12月21日まで |
公募 | 850,000株 |
売出し | 770,000株 |
OA | 243,000株 |
吸収金額 | 15.6億円 |
時価総額 | 40.5億円 |
想定価格 | 835円 |
初値価格 | 1,001円 |
アソインターナショナルIPOの事業内容
アソインターナショナルは歯科技工所として、オーダーメイドの矯正用の歯科技工物を中心に製造しており、全国の矯正治療を行う歯科医院、歯科大学及び附属病院等の歯科医療機関に対して矯正歯科技工物の供給を行っています。
また、アソインターナショナルは矯正歯科技工物の修理、自社グループの製品・商品を使用した矯正治療に関するセミナー開催受託及び矯正に関する材料販売も行っています。
アソインターナショナルは2022年10月末時点において、グループ外部の協力パートナーとして51か所の歯科技工所と取引があり、内製と外注による製造のバランスを取っています。
アソインターナショナルはデジタル管理された約262万件(2022年10月末現在)の症例件数があり、創業以来蓄積した「歯を並べて動かす」ノウハウをはじめとするアナログ技術と融合させ、効率的な製造を行なっています。
また、アソインターナショナルは積極的にデジタル活用を図ることで、多品種(100種類以上)の矯正歯科技工物の提供が可能となり、歯科医師の様々なニーズにも柔軟に対応することが可能となっています。
アソインターナショナルIPOの事業系統図
(※画像クリックで拡大)
IPOによる手取金の使途
- 設備資金
- 人材採用費並びに人件費
- 借入金返済
- 研究開発資金
アソインターナショナルIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
アソインターナショナルIPOの業績は、ややバラついているものの概ね堅調に推移しているようです。
アソインターナショナルのIPO評価
アソインターナショナルの規模(吸収金額15.6億円)はそれほど大きくありませんが、IPOラッシュ終盤でのGENOVAとの同時上場になるので、それでも資金分散や買い疲れの影響が気になります。
また、アソインターナショナルはやや地味な東証スタンダード市場IPOですが、矯正歯科技工物という専門性の高さで一定の評価を得られそうです。
よって、アソインターナショナルのIPO評価はCが妥当だと考えています。アソインターナショナルIPOは公開価格をやや上回ったところで初値形成すると予想しています。
アソインターナショナルIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
アソインターナショナルIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加するつもりです。
主幹事のSMBC日興証券だけでなく、SBI証券や楽天証券などの平幹事ももれなく申し込む予定です。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB参加 |
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野村證券 | BB参加 |
みずほ証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
東海東京証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
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