ELEMENTS(5246)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の12月12日から開始されます。
ELEMENTSは金融機関の口座開設などで活用されているオンラン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を提供しています。
ELEMENTSはBTMとの同時上場になりますが、どちらも小型なので何とかこなせそうですね。
ELEMENTS(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ELEMENTS |
コード | 5246(情報・通信業) |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 大和証券 マネックス証券 |
上場日 | 12月27日 |
仮条件決定日 | 12月8日(150円~160円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月12日から12月16日 |
公開価格決定日 | 12月19日(160円に決定) |
申込期間 | 12月20日から12月23日まで |
公募 | 50,000株 |
売出し | 4,488,200株 |
OA | 680,700株 |
吸収金額 | 7.8億円 |
時価総額 | 30.1億円 |
想定価格 | 150円→公開価格:160円 |
初値価格 | 312円 |
ELEMENTS(5246)IPOの事業内容
ELEMENTSは、ヒトがネットワークに直接繋がる世界観を「IoP(Internet of Persons)」と定義し、その世界観を実現するために、「IoTセンサー」と「ヒトに関するビッグデータ」と「AI」を組み合わせることで、個人を自動で認証し、個人の特徴を解析し、モノ・サービスを個人に最適化するためのシステムを「AIクラウド基盤(IoP Cloud)」を提供しています。
ELEMENTSは「個人認証」と「個人最適化」の2つのソリューションをBaaS(Backend as a Service)として提供しています。。
個人認証ソリューションでは、eKYC国内シェアNo.1(ITR:eKYC市場:ベンダー別売上金額シェア(2019~2021年度予測))のオンライン本人確認システム「LIQUID eKYC」を提供しています。
ちなみに、LIQUID eKYCはKDDI株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社ゆうちょ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、LINE証券株式会社、株式会社bitFlyerなど、業界のリーディングカンパニーとされる事業者に導入されています。
個人最適化ソリューションでは、個人のデータを取得後、特徴を解析し、モノ・サービスを個人に最適化するためのサービスを、「衣食住」と密接に関係する事業者を対象に提供しています。
具体的には、衣を最適化する「SYMBOL」、食を最適化する「FANTRY」、住を最適化する「MYCITY」を提供しています。
ELEMENTSの事業系統図
IPOによる手取金の使途
- 個人認証ソリューション及び個人最適化ソリューションの運転資金としての人件費
ELEMENTS(5246)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ELEMENTSの売上は好調に推移していますが、利益は連続赤字ですね。
ELEMENTSのIPO評価
ELEMENTSはBTMとの同時上場ですが、手頃な価格で規模(7.8億円)も小さいため、需給面で注目されると思います。
また、ELEMENTSは数多くの有名企業にも導入されているオンライン本人確認システム「LIQUID eKYC」を提供していることでも関心を集めそうです。
ただ、ELEMENTSはほぼ売出株でVC(ベンチャーキャピタル)の保有株も多いため、投資ファンドの出口案件として警戒されるかもしれません。
さらに、ELEMENTSは業績が赤字というのも懸念材料です。
よって、ELEMENTSのIPO評価はBが妥当だと考えています。ELEMENTS(5246)IPOは公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。
ELEMENTS(5246)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ELEMENTS(5246)IPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加するつもりです。主幹事のみずほ証券はもとより、マネックス証券などの平幹事も全て申し込む予定です。
みずほ証券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
大和証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
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