Appier Group(4180)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の3月15日にから開始されます。Appier Groupは、アジアや欧州に17拠点をもつグローバルなAI SaaS企業です。
Appier Groupはスパイダープラスとの同時上場になりますが、どちらも規模が大きいため、地合いや資金分散の影響を受けるかもしれませんね。
Appier Group(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | Appier Group |
コード | 4180(情報・通信業) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 みずほ証券 Bofa証券 |
幹事証券(委託含む) | 野村證券 楽天証券 SBI証券 UBS証券 |
上場日 | 3月30日 |
仮条件決定日 | 3月12日(1,400円~1,600円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月15日から3月19日まで |
公開価格決定日 | 3月22日(1,600円に決定) |
申込期間 | 3月23日から3月26日まで |
公募 | 9,101,000株 (国内: 海外: |
売出し | (国内:2,203,000株 海外: |
OA | 984,700株 |
吸収金額 | (国内: 海外: |
時価総額 | 1,398.2億円 |
想定価格 | 1,400円→公開価格:1,600円 |
初値価格 | 2,030円 |
Appier Group(4180)IPOの事業内容
Appier Groupは、AIによって自動的に消費者の行動を予測するという特徴をもった、マーケティング及びセールスの活動の全領域を支援するAIプラットフォームをSaaSモデルで提供しています。
Appier GroupはAI SaaSソリューションとして、ユーザー獲得プラットフォーム「CrossX」、カスタマーエンゲージメントプラットフォーム「AIQUA」、ウェブ接客ツール「AiDeal」、データサイエンスプラットフォーム「AIXON」を提供しています。
Appier Groupのソリューションは、eコマース、小売、ゲーム、ソーシャルメディア、エンターテインメント、消費財、金融など、多様な業種で活用されています。
Appier Groupのツールやソリューションは、世界中の800以上の企業がブランド強化を目的に導入しています。
Appier Groupの主な顧客企業
ちなみに、Appier Groupは2017年と2018年にCBインサイツが多様な健全性・成長性指標に基づき選出した「世界で最も有望なAIスタートアップ企業100社」(「AI100」)に選出されています。
IPOによる手取金の使途
- 製品開発を行うエンジニア、営業人員、その他バックオフィス人員等に係る人件費
- SaaSサービスを提供するためのクラウドサービス利用料
- 新規顧客獲得のための広告宣伝費
- 借入金の返済資金
Appier Group(4180)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
Appier Groupの売上は好調に推移していますが、利益は完全な赤字ですね。
Appier GroupのIPO評価
Appier Groupは海外への販売も予定されていますが、それにしても規模(吸収金額264.3億円)が大きく、スパイダープラスとの同時上場にもなるので、需給面に不安があります。
また、Appier Groupは業績が赤字で、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も非常に多いのが懸念材料です。
しかし、Appier GroupはIPOで人気があるAI(人工知能)とSaaSというテーマ性があるため、事業面で注目されると思います。
よって、Appier GroupのIPO評価は、事業面がAで需給面がCといった感じなので、間をとってBが妥当だと考えています。Appier Group(4180)IPOは公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。
Appier Group(4180)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
Appier Group(4180)IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ積極的に申し込むつもりです。主幹事のSMBC日興証券とみずほ証券を中心に、SBI証券などの平幹事もしっかりと申し込む予定です。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB参加 |
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みずほ証券 (主幹事) | BB参加 |
Bofa証券 (主幹事) | 口座なし |
野村證券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
UBS証券 | 口座なし |
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