BASE(4477)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の10月9日から始まります。BASEは、最近CMで良く見掛けるネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」を運営していることで注目されている企業です。
ただ、BASEは規模が大きくて売出株も多いため、需給面で警戒されそうですね。
BASE(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | BASE |
コード | 4477 |
主幹事証券 | 大和証券 SBI証券 |
幹事証券(委託含む) | みずほ証券 野村證券 SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 いちよし証券 極東証券 カブドットコム証券 DMM.com証券 |
上場日 | 10月25日 |
仮条件決定日 | 10月8日(1,150円~1,300円に決定) |
ブックビルディング期間 | 10月9日から10月16日まで |
公開価格決定日 | 10月17日(1,300円に決定) |
申込期間 | 10月18日から10月23日まで |
公募 | |
売出し | |
OA | |
吸収金額 | |
時価総額 | 313.4億円 |
想定価格 | 1,630円→公開価格:1,300円 |
初値価格 | 1,210円 |
BASE(4477)IPOの事業内容
BASEは、Eコマースプラットフォーム「BASE(ベイス)」を中心に、クレジットカード決済によるオンライン決済サービス「PAY.JP」及びID決済サービス「PAY ID」や、「BASE」を利用するショップオーナーに対して資金を提供する資金調達サービス「YELL BANK」などを展開しています。
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BASE(ベイス)事業では、初期費用及び月額費用が無料で、専門的なWebサイト構築やWebデザインの技術を使わずに、誰でも簡単にデザイン性の高いネットショップが作成できるEコマースプラットフォームを提供しています。
BASEは、ネットショップ開設実績が2年連続No.1(マクロミルが2019年2月実施した調査による)で、ショップ開設数は2019年8月に80万ショップを突破しています。
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PAY事業では、Webサービスやネットショップにクレジットカード決済を簡単に導入できるオンライン決済サービス「PAY.JP」と、あらかじめ購入者が購入者情報を登録することでスムーズに決済を行うことができる購入者向けのID決済サービス「PAY ID」を提供しています。
さらに、BASEは「BASE」のショップデータを活用することでBASEショップの将来の売上を予測し、当該予測に基づき将来債権を買い取ることによりショップオーナーに事業資金を提供する資金調達サービス「YELL BANK」も展開しています。
BASE(4477)IPOの業績
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BASE(4477)IPOの売上は右肩上がりで急激に伸びていますが、利益は赤字から脱却していませんね。
BASE(4477)のIPO評価
BASEは、規模(吸収金額150.2億円)が大きくて売出株(7,606,800株)非常に多いため、ChatworkやHPCシステムズと同様に、投資ファンドの出口案件として警戒されると思います。また、BASEは業績が赤字続きという点も懸念材料です。
ただ、ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」はCMが頻繁に流されていて、ショップ開設数も順調に伸びていることから、知名度は高そうです。
よって、BASEのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。BASE(4477)IPOは、今のところ初値が公開価格を割れる可能性が高いと予想しています。
BASE(4477)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
BASE(4477)IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。ただ、共同主幹事のSBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込む予定です。
大和証券 (主幹事) | BB不参加 |
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SBI証券 (主幹事) | BB参加 |
みずほ証券 | BB不参加 |
野村證券 | BB不参加 |
SMBC日興証券 | BB不参加 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB不参加 |
いちよし証券 | BB不参加 |
極東証券 | 口座なし |
カブドットコム証券 | BB不参加 |
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